2017年12月30日土曜日

追加の一枚


とっておきのサービスショット!

結局はただの酔っぱらいおじさんでした。





   では改めまして良いお年を!

2017年12月29日金曜日

それでは良いお年を!


遅ればせながら、今年も病棟クリスマスやりました。耳っこ医大生も今もう2年生で、ちゃんとこの時も去年に続き、手伝いに来てくれましたよ。今年の冬シリーズは割と静かな子が多く、例年の盛り上がりと比べると地味な感じではありましたが、それでも病室にサンタが訪れると嬉しそうにしていました。クリスマスや正月を病院で過ごすのは決して嬉しいことではないでしょうし、本人なりに自分の気持ちを調整して頑張っているのですから、我々もその気持ちに応えるべく頑張らないと!ですね。


恒例のサンタです
183cmと185cmのジャンボコンビに挟まれてひどい凸凹状態です
 

今年のイヴは翌日五稜郭病院で手術のため函館に宿泊
せっかくなのでレンガ倉庫に出現する巨大ツリーを
見に行きましたが、雨模様で寒くて早々に引き上げました



そして昨日は今年の手術納めでした。各科で教室で打ち上げが行われていて、しばしば他の科からも乱入があったりして、なかなかの盛り上がりをみせます。我々が心臓血管外科を襲撃した時のあちらの教授とのツーショット写真がこれです。

前にこの二人で入試の面接官をやったことがあるのですが、当たった学生はビビったでしょうね~・・・
怖がらせたらいけないと満面の笑みで迎えたのですが、その方が余計迫力あったかもと反省してます


 

とりあえず今年も大きなトラブルなく何とか乗り切れそうです。ちなみに今年の小耳症関係の手術件数は186件でした。毎年の手術の増加傾向はとどまるところを知らない感じですが、私も体調管理に気を付けて、とことんお付き合いさせていただきたいと思っております。

 

それでは良いお年を!

 

2017年11月7日火曜日

日本耳介再建研究会始動!

うちの秘書さんが作ってくれた入魂のポスター!
素人が作ったとは思えない出来栄えですよね
ちなみにこのHPも耳介再建研究会のHPもほぼ秘書さんが作ってます

今年に入って一念発起、ついに日本耳介再建研究会を立ち上げました。英語記載ではJapan Society for Auricular Reconstruction (JSAR)・・・ちょっと格好いいでしょ!

通常の学会は、勢力争い的な政治的な色が強く、発表や質疑応答もよそ行きの内容になってしまい、本当に我々がやりたい、聞きたい、という演題って少ないんですよね。どちらかというと、我々はこのようにやったら成功しました!こんなすごい結果出してます!という感じの自慢大会になってしまう傾向が強いのですよ。それに、シンポジウム・・・一般の演題よりも時間を取って特定のテーマについて、経験豊かな演者たちに発表、討論してもらう趣旨の学会の目玉のセッションです・・・なんかも、実力で選ばれるというよりは、政治的に力のある施設に割り振られますしね。正直なところ、たいした経験もなく、底が浅く、聞く価値なし!と思う発表もしばしば。私も今でこそ耳のセッションではほぼ声がかかる状態になりましたが、10年前までは、殆ど声かからなかったんですよ。その頃にはとっくにライバル不在状態になっていたんですけどね~!

でも、本当に我々がしたいのは、失敗した症例、トラブルを起こした症例、これどうやって治療したらいいのか相談したい症例!とか、そういう内容を、ぶっちゃけトークできる場なのです。そこで、一切の政治的色合いをなくし、ある意味、四ッ柳塾、的な会として立ち上げたわけです。

そして、先週末の112.3日に、ついに札幌医大で第1回の研究会を開催しました。詳細は近々研究会HPも立ち上げてアップしますが、非常に濃密な2日間になりました。今回は私のところに見学に来た医師たちを中心に声を掛けてやったのですが、それでも総勢で30人以上集まりましたよ。初日午後はライブサージャリーと言って、私が手術しているところをカメラで映して別室に中継します。それで、そこに集まっている方たちに説明したり、質問を受けたりするものです。モデルとなる患者にはあらかじめ趣旨を説明してご協力をお願いしましたが、なにせ手術を凝視している大勢のプロの前でへたなことはできないですからね。なかなか緊張しました。そのあとにやった懇親会がまた大盛り上がりでしたよ。

翌日の午前はご存知、人参教室!軟骨の代わりに人参に細工をするモデルサージャリーなのですが、これもみなさん一生懸命やっていて、盛り上がりましたよ。すでに手術の経験ある先生でも、細工の再確認の意味で有効ですし、これからやっていきたいという先生も、イメージトレーニングには良い機会かと思います。完成したら、最後にゴム手袋の中に入れて陰圧を掛けると、皮膚に覆われた耳のイメージができ、より臨場感が沸きます。午後は症例検討会。これはそれこそ困った症例、苦労した症例、どうしたらよいか相談したい症例、を演題として発表し、皆で相談する会。どちらかというと私の意見を聞きたい的な発表ではありましたが、他の先生がどういうところで困っていて、どういう解決策があるかを聞くだけでも相当ためになったのではないかと思います。

出席された先生たちからは、非常に勉強になった、充実した、と意見をいただいたので、第1回としては大成功だったのではないかと思います。私もこれから国内全体の耳の手術のレベルの底上げをしなければいけない立場ですから、一切出し惜しみせず全て見せましたよ。来年からは、もう少し広く告知をして、まだまだ隠れているはずの耳の治療をやっている先生、やりたい先生が気軽に参加できるような会にしていきたいと思っています。HPを立ち上げたら、是非そちらの方も覗いてみてください。今国内でどのようなメンバーが耳に力を入れてやっているのか、またはやって行こうとしているのか、参加者を見るとわかるはずですよ。

2017年10月2日月曜日

中国の旅 最終章


濱本先生、特に意識したわけではないのですが、写真を撮ると必要以上に後光が光ります

4日目はやはりひたすら朝から晩まで英語三昧で、学会終了後はウイグル出身の北京大学の先生(濱本先生の知り合い)が学会場にきてくれたので、オリンピック会場、天安門広場と連れて行ってくれました。一応ほんのちょっとだけ観光的なひと時を過ごしました。


鳥の巣と言われたオリンピック会場
あの時はよく目にしましたね!


 

天安門広場前 毛沢東には特に興味はありませんが
そして、翌朝4時半に起きて空港へ。この旅で一番ラッキーだったのが、飛行機はもちろんエコノミーの申し込みだったのですが、私はJALに多く乗っているサファイア会員ということで、なんとビジネスクラスにただで変更してくれたのですよ。おかげでこんな豪華な機内食が食べられました。これが今回一番ハッピーな出来事でした。

 

 
ね、豪華でしょ!

   最後の方ちょっとはしょりましたが、まあそんなこんなで迷走&ひたすら学会というなんとも味気ない海外出張の旅でした。あ、言い忘れてましたが、やはり空気も良くなったです。毎日もやっていて遠くのビルはかすんでました。この時期は比較的良いと言われてたんですけどね。それを聞いたうちの先生たち、やっぱり行かなくてよかった~と嬉しそうにしてました。絶対今度ヨーロッパの学会とかあっても連れて行ってやんない!
   実はもう中国に行くこともないかなあと思って学会が終わってからちょっと万里の長城ツアーなんてのも悪くないかなとひそかに思っていて、ちょこちょこ今回の相方の濱本先生にお誘いをかけていたのですが、なんたって濱さん、極めて真面目な方で、学会以外にお出かけするなんてとんでもない!という方だったので、結局断念しました。

中国の旅 完

中国の旅 3日目




永田先生と今回参加した日本人医師
かなりレアな一枚ではないかと思います
昔マウスの背中に再生医療で人型の耳を作ったセンセーショナルな記事を覚えているでしょうか?
それを発表した中国のイリンカオ先生も参加してました
さて、さすがに3日目ともなれば慣れただろうと思いきや、昨日迷走して着いたので、実はまだ会場までの地下鉄での行き方を把握しておらず、降りる駅は間違えなかったものの、別方向に向かってしまい、やはり遅刻・・・永田先生の朝の講演は聞きそびれました。でも永田先生とは休憩時間の折に結構話しましたよ。永田先生、持参したUSBにデータが入ってなくて、初日朝からややパニクッていましたが、結局日本からデータを送れて、発表には間に合いました。この日は私も発表があり、何とか無事質問にも何となく最低限の対応ができ、ほっとしました。当たり前ですが、朝から晩までみっちり英語で、その日は学会のディナーに申し込んでいたので、韓国の友人(といっても大先輩ですが)コレア大学のパク教授のご家族とも色々英会話しました。嬉しいニュースとしては、パク先生の息子さんもすでに形成外科医になって今回耳の発表デビューとなりました。お父さんの跡を継いで、小耳症の方に進みそうです。こういう仕事は向き不向きもあるので、世襲制が良いかどうかはともかくとして、パク先生がしてきたたくさんの手術の後の経過も責任をもってきっちり診ていってくれる先生ができたということは非常に患者にとってもありがたいのではないかと思います。ホテルに帰ったらやっぱりもう遅くなってしまい、そのままバタンキューでした。
上・下は会場の様子
学会中はいたるところで中国アピールが激しく、日本人とは感覚が違うな~と思いました



















中国の旅 2日目


ホテル自体は部屋も良かったですし、朝食もなかなか良かったのは救いでした。日本人にとっては馴染みのある食べ物が多かったので。しかし、この日も朝から迷走。学会は午後から開始だったのですが、私は朝の8時半集合の形成外科病院の見学ツアー(北京には形成外科オンリーの巨大な病院があるんですよ。規模が違いすぎです)に参加しようと思っていました。しかし、北京の面積の大きさが想像をはるかに超えていて、地図で学会場のすぐ近くに思えたホテルが、実はとんでもなく遠く、しかもホテルの位置も見つけられず迷いまくりで(グーグル地図で探すと位置がかなりずれちゃうのです)、地下鉄を降りてひたすら歩いたのにホテルが見つからず、あきらめてタクシーに乗ったら、違うところで降ろされて・・・学会場までたどり着けずに終わるんじゃないかと本気で思いましたよ。さらにさまよっていたら、偶然何とか会場には着きましたが、結局1時間以上前にホテルを出たのに、ツアーには全く間に合わず終了・・・


ほかの先生たちは別の講習を申し込んでいたので(ランチ付き)、私は一人ホテル周辺をぶらぶらさまよい、しかもランチをしたくとも、近くにやはりあまり飲食店もなく、やっとパン屋を見つけたのでパンを買い、路肩に座ってパンをかじってました。あんまりおいしくはなかったです。午後から学会が開始。私は今回は質問することを目標にしていたので(手を挙げて英語で質問するのは非常に勇気がいるのですよ!)、二度ほどそれができて満足しました。



この女性は耳介再建では非常に有名なフランスのファーミンです。
反対隣のヘアーレスなのが香川の濱本先生


今回一番お気に入りの写真
日本対イギリスヘアーレス対決!



みっちり夜まで学会に参加して、せっかくなので北京ダックを食べに行こう!と、美味しいと評判のお店に行きました(これもとんでもなく遠かったです)。北京ダック自体は非常においしかったのですが、閉店間際に行ったので、みんなで一気に頼んで一気に食べてあっという間に帰りました。しかし、やはりホテルまで時間がかかり、着いたのは11時。もうさらに飲む元気はなく、とっとと寝ました。

こうやって目の前で北京ダックを切り分けてくれました

中国の旅 初日


先月のことになってしまいますが、中国行って来ました。これは第2回国際耳介再建外科学会という学会で、学会になる前の研究会のころから数えるとすでに6回くらいやっているはず。3年に1回程度の開催で、私は初回のドイツ、その後のスコットランド、フランスでやったときには参加して発表しています。この学会は世界の耳フェチの集まりと言っても過言ではなく、ひたすら耳の再建の発表オンパレードの凄い学会です。しかもみな非常に熱心に参加してやたら熱い学会です。この学会は自分の成果を報告する機会でもあり、世界の耳の現状を体感できる場でもあるので、私としては出ないわけにはいかないのですよ。残念ながらいつも日本からは永田先生と私しか参加がないんですけどね。


ただ今回は場所が中国ということで、あまり乗り気にならず、まずはうちの先生たちもお誘いしました。しかし中国と聞いて、誰一人一緒に行ってくれる人がいない(頭に来たので今後他にいいところで学会やっても誘わないぜ)!それで苦肉の策として他大学の先生に声をかけたところ、うちに昨年2か月滞在して勉強していった香川大の先生と、やはり昨年手術見学に来てくれた岡山大の先生2名が参加してくれることになって、少なくとも完全一人旅にはならずに済みました。彼らはこういう学会があること自体知らなかったそうです。かなりマイナーな知名度の学会ではあると思いますが、世界の耳業界の著名人は殆ど参加しているのですよ!


  中国に関しては事前の学習は殆どなしで乗り込んだのですが(通常は地球の歩き方とか結構読んで準備するのですが、どうも中国となると、あまり読む気がしなくて・・・)、空港を降りてから帰国の途に就くまでの滞在中、すべてが苦難の連続でした。


         岡山の先生はホテルも往復の日程も別だったのですが、香川の濱本先生は私とホテルを合わせてくれました。濱本先生の方が先にホテルに着いているはずなので、北京の空港に着いて(飛行機で4時間もかからないのであっという間ですよね。時差も1時間のお手軽な距離ではあります)、メールをしたところ、地下鉄での移動を教えてくれました。私は全く移動手段を勉強していなかったので、全部タクシーにするつもりだったのですが(中国はタクシーは安いのです)、メールで地下鉄を勧められて、ついつい地下鉄での移動に変えたところ、切符を買うにも乗り場を探すにも、乗り換えるにも、市内に着いてからホテルを見つけるまでもやたら苦労して、タクシーの3倍以上時間がかかり、夜の10時半にようやくホテルに到着。しかもホテルの近辺に飲食店はなく、北京にはコンビニは殆どないので、買い物すらできません。その時間にさらに移動して食べに行く時間も元気もなく、私が念のために日本から買っていったパンと、濱本先生がやはり念のために買ったというクロワッサンとビールを持ち寄って、部屋飲みして終了しました。

ホテルの朝食バイキング
こんな感じだと日本人でも大丈夫ですよね!

2017年9月7日木曜日

秋ですよね~・・・


外は夜になるとすっかりコオロギの鳴き声が主流となる時期になってしまいました。夏のお耳ちゃんもついに、というか、やっとというか、あと数人というところまで来ました。ただ、実際のところ小耳症でないその他の耳の変形の修正等も続々入院してくるので、どこをもって夏の終わりと言えばよいのかよくわかりません。11月からすぐ冬シリーズに突入ですしね。この夏は両耳ちゃんが多かったので、この夏に右の軟骨移植をやった子がすぐ冬に左の軟骨移植を、という感じで同じ顔触れが立て続けに入院して来ます。今は必死に冬シリーズの日程をご連絡中です。予定されている方はメールの確認をして早急にご返答いただけますようお願いします。例年何か月も前から、日程の催促メールが送られてくるようになるのですが、全員出揃ってから手術の内容と男女比を見て日程を決めていくので、あまり前だと決められないんですよね。

今はその冬日程の調整に加え、今月末の北京の発表の準備、10月の近大外来の調整(これは秘書さんに丸投げしましたが)、さらには、耳介再建の国内のレベルを上げることを目的に、有志で集まって討論する第1回耳介再建研究会をついに11月に開催することにしたので、その準備もありで、もう頭の中はぐちゃぐちゃです。

 

さて、函館の五稜郭にある私の実家のすぐ近所に割と有名な?チョコの店があり、いつもなかなかの賑わいを見せております。Chouette Cacao(シュウェットカカオ)という店ですが、そこの前を通りかかったときに見た自販がおしゃれなのでついつい写真を撮ってみました。せっかくなら夜でも買えるように自販にチョコも売っていたらもっと良いのにと思んですけどね。

 


ちなみに前々回、看板はすぐ新しい流行りものに変えているのか?と疑問を持ちましたが、そういうわけではなさそうです。答えはこちら!


2017年8月18日金曜日

陸海空


今火曜の夜に(地方によって異なると思いますが)陸海空 こんな時間に地球征服するなんて という番組が入っていて、深夜にしてはかなりの視聴率を取っております。人気により時間も早く入るようになるそうな。もうご覧になっていてご存知の方も多いと思いますが、これに出てくるなすDというディレクターのハテレンな度肝を抜く行動がその人気の元で、可哀想に一緒にアマゾンに行ったゲストのU字工事が完全にかすんでしまうという事態。このなすD、往年の人気番組の黄金伝説などにも関わっていたということで納得です。初回たまたまテレビを付けていたら入っていて、アマゾン、冒険、原住民、と魅惑のキーワードがずらっと並ぶような番組に釘付けになりました。冒険心をくすぐる斬新な番組でいいですね。今後どんな展開になっていくのか予想がつかずですが。

私がもうひとつ気に入っている番組が、不定期に入る 香川照之の昆虫すごいぜ です。これもたまたま見てはまったのですが、香川照之の昆虫好き感覚がもう私と全く瓜二つで、いちいち共感しちゃいます。たもを持って走り回ると昔のわくわくする感覚が蘇りそうですね。ぜひ一緒に番組に出て昆虫採集しに行きたいものです。可能なら虫天国のマレーシアかコスタリカに海外ロケ行きたいですね~・・・NHKなら十分事前リサーチもしてくれて危険もあんまりなさそうですし。

とテレビの話がしたくて書いたわけではなくて、今朝、別局の情報番組を見ていたら、早速グルメリポートみたいなやつのタイトルが 陸海空になっていて、それを見てカチンときたという話です。別局で売れたからと言ってすぐそれに乗っかる風潮ってどうなんでしょうね?別局で売れたならうちは別の売りを作っていこうと思って欲しいな~・・・あの24時間テレビも、受けたと思うとすぐ別局で似たような番組始めたじゃないですか。それを言ったら車なんかもそうなんですが、どこかの会社で丸みのある車体が売れると、他の会社もみんな似たような路線に変えてきちゃうので、街中の風景に個性がなくなっちゃうんですよね。考えてみると地方のお土産なんかもそうですよね。今時どこに旅行してもなんか似たようなお菓子ばっかで、旅行の楽しみが減ってしまいます。

やはりオリジナリティがもっと尊重されて、それぞれが独創性を持つことにプライドを持つような方向性であることが豊かな社会を作ると勝手に思っています。かく言う私は昔から流行に乗るのが大嫌いだったので、流行の髪型、服、遊び、どれにも絶対飛びつかず常に独自路線でした。学会でも大学でもどこでもいつも主流派じゃなく反主流派、またはゲリラ部隊というスタンスなので、これはもう独自性というよりは、ただの偏屈者というべきでしょうね。



たまに札幌の風景でも・・・
ご存知大通公園とテレビ塔



相変わらずどことなくあか抜けない狸小路





2017年8月1日火曜日

掲示板『よつっこクラブ』誕生!





HPに新たな項目ができました。これは、私のところに入院された、または外来受診された方たち、さらにはこれから受診を考えている方でも誰でもOK! 皆さんの交流の場として利用いただければと思います。基本私の管理責任として、不適切な内容等あれば随時対応しますが、皆さんの自由な情報交換の場としてご活用いただければと思います。宣伝や変な投稿のブロックのため非公開型としており、ちょっと手続きが必要になりますが、大いにご活用いただければと思います。投稿内容は自由で、例えば

・手術後の元気なお姿の写真やメッセージ

・入院中の実況リポート

・手術を控え不安に思っていることを先輩ご家族に相談

・お耳のことでよかったこと、悲しかったこと、つらかったことなど、思いのたけを伝えたい

・私へのメッセージやマル秘写真、おもしろ写真の投稿

・外来でちょっとだけ話したけどまた連絡を取りたい

・今度の外来の後一緒にランチしよ~的なもの

・○○地域の方情報ください的なもの

・札幌のお勧めのランチ教えて

 

などなどです。楽しい投稿お待ちしてます!

 
ちなみにこれは先週道南の病院の近くを散歩していたら見かけた看板。早速の流行りを取り入れた看板。また新たな流行りが出たら書き換えるんでしょうか?


天下分け目


 忙しい日々が続いております。いつになったら仕事少しペースダウンできるんだろうか・・・外来地獄も先週1回やっとクリアしたばかりだし。札幌は7月の前半は連日30度越えで夜もムシムシだったので、遠方からお越しの方たちは、せっかく涼しいと期待してきたのに~・・・という意見が多かったのですが、後半になったら晴れても30度を超えることはなく、夜はひんやりして寒いくらいです。夏真っ盛りのこの時期なのに、すでに秋の雰囲気です。そしてあっという間に7月も終わっちゃいますね。


 先日学会で岐阜に行って来ました。今まで名古屋での学会は多数ありましたが、岐阜は初上陸です。これまで何人も岐阜から入院された方がいらっしゃるのですが、岐阜自体のイメージって薄いですよね。せいぜい鵜飼い位しか浮かばず。いつもあれ、出身は名古屋だっけ?と言って、岐阜です!と言い返されて、そう言われてもそんなに違わないよな・・・的な感覚で聞いてましたが、名古屋からは結構距離あるんですね。でも歴史的には非常に魅力的な場所で、斎藤道三が居城していたし、信長にも当然縁が深い地なんですよね。そういう思い入れを持っている人にはかなり魅力的なところかもしれません。実際岐阜市内は派手さはなかったですが、古い建物が街中の随所に残っていて、現代と過去が融合していて私好みのいい街でしたよ。人口も40万くらいと結構大きい都市なんですよ。残念だったのは、鮎押し一辺倒で、他に名物があんまりなかったことかな。


 岐阜に行くことになって、どうしても行きたいところがあって、頑張って早起きして行って来ました。そう、関ケ原です。誰もが知っている関ケ原。でもあまり見どころがなく、行くとがっかりするというもっぱらの評判なので、これまでなかなか関ケ原だけのためにあちら方面に足を延ばすということはなかったのですが、せっかく岐阜まで行ったなら、ついでに寄れる距離なわけです。岐阜駅から30分もかからず行けますから。で、ついに行って来ました!降り立った関ケ原駅は小さく、辺りにそれなりの施設もなく、降りたはいいけどこのあとどうしよう、と思いましたが、線路を渡って歩いていくと、ぽつんぽつんと徳川家康が首実検した場所や、石田三成が陣を張った場所などがありました。基本的にはその陣も田園の真ん中にある丘、というだけで、やはり特に旗が立っているくらいで他に何があるというわけでもないのですが、かつてそこに石田三成や大谷刑部達が立っていたと思うだけでわくわくするではありませんか。確かに田園を取り囲むように子高い丘や山があり、合戦のための平地があり、お互いに陣を張ったり戦況をみるに相応しいとは思いましたが、どうしてここが天下分け目の舞台として選ばれたのか、私にはよくわかりませんでした。でもいいんです。あまり観光地化されていない今のあまりにのどかな風景こそいにしえを忍ぶにふさわしいのです。やはり戦国時代はロマンですね~!

向かって右手前が決戦地、左奥が石田三成陣地
家康が首実検したのちに埋葬した地

 そうそう、関ケ原に向かうJRの中で見かけた広告。こんな雑誌あったんだ~・・・知ってました?しかも週刊ですよ。どんだけ害虫情報多いんだ!

凄い広告ですよね。見ただけで体が痒くなります


 

 


2017年7月3日月曜日

お尻のケツ


夏の耳シリーズは佳境に入っております。今のところ大きなトラブルなく、素敵な耳になって笑顔の退院組が続々と出ております。耳と言えば、9月の後半に、北京で国際耳介再建学会が開かれます。プログラムを見たところ、今回も発表者は永田先生と私だけで、他に日本人はおりません。大体2年に1回の開催で、私は第1回のドイツ、第3回のスコットランド、第4回のフランスには出席しており、今回は4回目となるのですが、悲しいことに、北京と聞いてうちの先生たち、誰も同伴してくれないのです。という私も実のところ北京にはあまり魅力を感じることができず、気が乗らないのですが・・・恐らく皆さんも私と同じで、中国のイメージと言えば、空気が汚い、食べ物が危ない、理由もなく逮捕される、というレベルかと思うんですよね。まあとにかく3日間朝から晩まで耳の演題onlyのこの学会、耳をやっている人間としては行かざるを得ないので、北京のイメージが変わることを期待してます。


さて、中国と言えば、私の時々出張で行く病院には中国出身の看護師が何人かおり、日本語もなかなか上手なのですが、時々楽しいことがあります。Part 1については以前一度メッセージでお伝えしたことがあるかと思うのですが、Part 2も新たに追加です・・・


Part 1 エレベーターでの出来事

うちの○○先生が、ストレッチャーを押した中国人看護師と乗り合わせたので、ドアの開くを押して、どうぞどうぞと言ったところ、看護師が、○○先生やらし~ね~!やらし~ね~!と連呼。○○先生、親切なことしたのに、なんでだ!俺がそんな目で見てたってか!と憤慨著しかったわけですが、結果、その看護師、いたって真面目に、やさし~ね~!と言っていたつもりだったそうな。


Part 2 病棟での出来事

病棟から私に診察の依頼がありました。するとベットサイドで中国人看護師が、患者に向かって、△△さん、お尻のケツ見せてくださいね、と言っており・・・お尻のケツって何?と思ったら、本人としては、お尻のキズ、と言っていたそうな。


どちらも何となく可愛らしいではありませんか。でも電話がかかってきて応対するときは何言ってるのかさっぱりわからずイラッとすることも少なくはないのですが。

 

 そうそう、先日札幌巡業に来た全日本プロレスの諏訪魔君と久しぶりに飲みました。若手の岩本選手も一緒でした。行った店の店員がプロレスファンだったようで、裏で興奮していて、おかげで会計1割引きにしてくれましたよ。

向かって左が諏訪魔君、右が岩本君

2017年6月16日金曜日

育成医療が厳しくなってきました


また随分と間が空いてしまいましたが、かなり濃密な、というか、過密なスケジュールの中何とかやっております。東京に行ったり香川に行ったりと出張が多く、一方では手術見学の先生を受け入れたり、学生講義をしたりと、なんだかひたすらあたふたしてました。そんな中であっという間に6月に突入したと思ったら、なんと来週早々には夏至じゃあ~りませんか!!せっかく日が長くなってきて幸せ気分になっていたのに、なんとこれからはどんどん短くなる一方なのですよ。そう思っただけでテンション落ちます。おまけに今年はどうもぐずついた天候が多く、北海道の最も良い季節のはずの5,6月が、ただの寒い日々になっているだけというこれまた悲しい現実。

 病棟の方はすでに夏?シリーズの始めの方たちからは退院組がどんどん出てきていますし、今も10人くらいのお耳ちゃんが入院中。男女それぞれ5人ずつとちょうどいい感じです。女性が元々少ないので、なかなか難しいのですが、寂しくならないようできる限りの調整はしております。


 さて、形成外科学会では全国の形成外科の施設にアンケートを行っていて、主だった疾患の集計も行われています。あまり詳しいことは恐らくオープンにはできないと思いますが、小耳症でいうと、私のところは軟骨移植と耳介挙上を合わせて1年で148人。全国の手術件数全体のうちの4割でした。これって大変な数ですよね。

 新患予約外来の申し込みも追いついていない状況で、新規に初診予約枠を提示するとあっという間に完売していきます。遠方から頑張ってお越しいただき、感謝の念で頭が下がりますが、枠がどんどん埋まっていく状況には、やや圧倒され気味です。


 あと重要なご報告が。この1,2年でさらに育成医療の審査が厳しくなってきており、多くの地区で、完全に身体障害者の等級に基づいた審査になってきているため、身障者に該当しない片側の小耳症の方は、却下される率が高くなってきています。申請の枠としては聴覚障害の区分で出す以外なく、聴覚の改善が得られない手術ということで、身障者に該当する両側の方でも却下となる可能性が高くなっています。逆に乳幼児医療の適応年齢は引き上げられつつありますので、その対象となれば治療費が高額になることはないかと思いますが、これは地区によって大きく異なりますので、治療が近くなった方は、あらかじめ地元の役所で確認しておくと良いかと思います。


そうそう、そろそろ関西近辺の方々は気にし出しているころかと思いますが、今年の近大外来は10月初旬を念頭に、近大と調整中です。来月に入ったらHPでまたアナウンスしますので。

手術見学の先生が来たので、にんじん教室を開催
前回に比べ結構みな腕を上げていましたよ!

2017年5月11日木曜日

ホテルの訳あり部屋って・・・



GWも終わり、皆さんもあっという間に平常運転に戻ったことかと思います。北海道の桜はGWに重なったので花見をした方も多かったのでは?弘前には5月に入ってから行ったのですが、すでに4月中に満開を過ぎてしまっていたので、今年は花見はできないな~と思っていたところ、城周りの枝垂桜はまだ綺麗に咲いていたので、ちょっとだけ花見気分が味わえたのが救いでした。ここは通常有料なのですが、早起きして行けばただで入れるのですよ!
弘前城と枝垂桜
弘前城と岩木山
石垣の修復のため弘前城が移動したので、今だけこんなコラボ写真が取れます
岩木山遠景
春ののどかさは格別です
話変わって、最近ぎょっとしたこと。私は大体出張のホテルの予約は、ネットの楽天トラベルで取るのですが、目にした宣伝文句が、訳あり部屋を格安料金で!というフレーズ。訳ありって・・・安いのは魅力ですけど、それってもしかして・・・出る部屋ですか??ってかなりびびりましたよ。でもよく読んでみたら、なんてことはない、窓から景色がよく見えないとかそういう理由だったんですね。かなり安心しました。野菜とかお菓子で訳ありって使うのはいいですが、部屋の訳ありって言われたら普通引きますよね~!
 
 さて今週もお耳ちゃんの手術がありました。特に調整しているわけではないのですが、なぜか重なる時は重なるもので、今お耳ちゃんのうち3人が九州勢で、しかも宮崎組が2人という珍しい状況です。一人は小耳症ではなく、他院でやった埋没耳の修正にお越しになった子もいます。変形が強かったので、初診時には一応肋軟骨移植もありうるかも、と話をしており、肋軟骨採取も前提としての入院だったのですが、入院後もう一度じっくり見たうえで、肋軟骨移植をしなくともいけると判断しました。それで喜ぶかと思ったら、本人はなぜか肋軟骨移植を強く希望!よく聞いたらその理由は長く入院できることと、クラスのメンバーに胸から軟骨を取ると説明をしてしまったからということのようです。手術をするかしないか、またはどういう手術をするか、子供たちの考えって、私が思うポイントとは結構違うことがあるもので。今はお耳ちゃんの人数が少ないので、逆に男女集まって仲良く遊んでいて、病棟もほのぼの感がありますよ。本格的に人数が増えてくるのは今月の末くらいからかな。ぼちぼちみっちりお耳ちゃん生活が始まります。


2017年4月30日日曜日

夏シリーズ組み終わりました


5/18を皮切りに9/19まで59人の予定が全部決まりました。これ、組み終わった時点で力尽きた感じです。この一覧表を各部署に配ってすでに夏シリーズが終わったような気分・・・いやいやこれから始まるんですな!実はシリーズというのもかなり有名無実化しつつあるのが本音で、4月も4人のお耳ちゃんがいて、来月は5/9にも入っているので、ほぼお耳ちゃが切れない状態が続いているのですが。この5/9の子は本当は3月にやる予定だったのですが、入院日にインフルエンザで発熱してそのまま退院になっちゃったんですよね~わざわざ宮崎から来て可哀想だったんですが。

皆さんはGWで楽しんでいらっしゃいますか?私はもちろんお仕事ですよ。こういう時しかその他のお仕事片付けられる時間がないので。
日本海・・・北海道は5月の初めはまだ早春の風景です

それはさておき、今日は医学の今後のレベル低下を憂える現状についてちょっとお話しします。

医学の発達は医師のレベルを低下させます。その最たる例が内視鏡治療です。内視鏡により開腹をせずに腫瘍の摘出をできる低侵襲の治療が普及してきました。これにより、患者にとって体の負担も入院期間の負担も大きく軽減できるようになりました。外科医も内視鏡なしには語れない時代になりました。これまで開腹に対する多数の経験を持ち、体と脳に3-Dの身体構造を叩きこんだ医師がこの手技をマスターすれば、これは大きな武器になります。また、開腹を多数経験していれば、内視鏡か?開腹か?という判断が的確に行われるだけでなく、いざというトラブルが起こった時、躊躇なく開腹に踏み切ることができます。しかし、これから医師免許を持つ医師は、内視鏡の技術がメインとなり、開腹手術の経験が減ります。臓器の構造を知識で知っていても、修羅場を潜り抜けていない医師が、実際に臓器を取り扱う機会が少ないわけで、いざという時どれだけ的確に対処できるものかははなはだ疑問です。手術のできない外科医が増えてくるって恐ろしくないですか?だからと言って内視鏡で治療できるものに、是非私は開腹してくださいなどという方がそうそういるわけもなく・・・

 


そして、今の医療指針は、ある程度の医師が一定以上の治療を行えるようになるための教育です。平均点を出せる医者を作ることが目標で、決して突出した医師を育てるものではありません。形成外科も基本診療科の一つになりました。それはそれで多数の施設に形成外科ができ、また形成外科にいけばこういう治療もできる!という啓蒙の効果が大きいことはありがたいことです。しかし、本来形成外科は、その場で判断し、工夫して再建する技術を持った職人のような職種でもあり、ただ医師免許を持っているからといって気軽になれる分野でもないのです。しかし、基本診療科になったことで、専門医のハードルも下げざるを得ないとうのが実情で、形成外科にとっては致命的な問題となりえます。これは耳の治療を考えると納得できますよね。現時点でもまともな耳を作れる医師はごく一部に限られる現状で、一定以上っていったいどこのレベルなのでしょうか?マスクとメガネがかけられるでっぱりを作れるレベルの事でしょうか?

 


それでなくとも少子化により先天性の疾患は数が減っています。それをなんの制約もなくそれぞれ受け入れた施設で治療するシステムは医療のレベル低下を来すのみです。年にせいぜい2,3人の手術をしたところで、その技術が上がろうはずもなく、多数やっている施設とのレベルの差は開いていくばかりです。これを解消するには、より専門性の高い施設に集約していくことが一つの解決策です。がんセンターと同じ発想ですよね。北海道、東北、関東・・・に一つずつ例えば口唇裂口蓋裂治療センター、または耳介再建センター、なんてのが設定されれば、患者が集約されて、よりレベルの高い治療が行われるようになります。

ただ、実際に耳介再建センターとして、現実にどれだけの医師がずっと確保できるものかは何とも言えないでしょうね。耳しか作れない形成外科医が他の施設で使い物になるのかは微妙ですからね。私だってやけどや腫瘍なども含めて形成外科全般をやった上で最終的に耳に特化してきたわけですから。医師教育、診療レベル、患者の利益、これらを全て網羅できる良い方法はなかなか見つからないのが悩ましいところです。

先週函館に行ったとき。残念ながら開花宣言がやっと出たところで桜はほとんど見られず・・・

2017年4月17日月曜日

春の学会 in 大阪







毎年春に行われている日本形成外科学会総会が、先週大阪大学主幹で大阪で行われました。現在形成外科関連でも数多くの学会・・・例えば顎顔面外科学会、熱傷学会、創傷外科学会、手術手技学会、などなど多数の全国規模の学会があるのですが、その中でも最も大きいのがこの学会です。形成外科創立60周年を記念して、なかなかお金のかかった豪華な学会でした。大阪色を強く出した個性的な学会となり、会員懇親会には吉本新喜劇も来てましたし、文化講演と題して桂文珍師匠も来てましたよ。学会はなかなか普段お会いできない先生たちとも情報交換できる良い機会にもなり、色々な先生たちとお話できました。ただ、学会と言えば重鎮の先生たちがたくさんいて、私なんぞ下っ端の若造と思ってきましたが、ふと気づくと私も十分年配の一人と化しているような・・・もちろん重鎮とは程遠いですが。
 
中の島の学会場付近の橋から見た夕暮れ時の風景
今回会場が中の島の国際会議場だったので、淀屋橋駅近くの宿にしたのですが、行ってみたら官庁街で、周囲は居酒屋も少なく、ちょっと選択ミスでした。いつもは学会前に散策をするのをささやかな楽しみにしているのですが、そこからだとあまり行くところもなく、大阪城と、真田幸村の作った出城の真田丸があったとされる三光神社に行って、大阪城までの抜け穴?とされるところを見てきたくらいです。
 
三光神社の真田の抜け穴とされるところ
さて、この学会では私の施設からは、耳の演題を4題、その他シンポジウムと眼瞼の演題を発表してきました。発表演題、多く出しても準備が大変なだけなので、いつもはせいぜい耳のセッションには2題位出すだけなのですが、最近耳の演題が減って来たので少し勢いをつけようかと頑張って4題出したところ・・・これが結構衝撃的で、耳のセッションは一つで演題は6題のみ!つまり他の施設からは2題しか出なかったという現実!これはかなりまずいですよ。そろそろ本気で耳再建の復興に取り掛からねば・・・
大阪城・・・実は鉄筋でできているっていうのがちょっと寂しいです。
できることなら秀吉が建てたお城が見たいですね~
 
学会も終わって、これから大至急夏シリーズの方たちに日程のご連絡をしないといけません。5,6月手術を組む方にはすでに学会前に慌ててご連絡をしたのですが、これから79月に手術を予定する方たちに随時メールが行きますので。人数が多いので、少々全員にご連絡が行くのに時間が必要かもしれませんが、そろそろメールに注意していてくださいね。連絡が行ったら必ず早急に返事ください。連絡が付いたかどうかはっきりしないとそこから進まなくなってしまいますので。





2017年3月23日木曜日

送別会シーズン



 当科でも春から出ていく人、戻ってくる人、新しく来る人・・・色々な方の異動の時期となりました。この1年近畿大学から応援に来ていただいていた先生もこの春に戻るので、先日送別会をやりました。
 教室からは、各シーズンに札幌クラシックビールが定期的に発送されるというサービスがあると知っていた先生から提案があり、それはいつまでも北海道を忘れないでいただけるので、趣旨として非常にgoodだろうとのことで、その目録を贈呈。
 私からは個人的にこれからも兄弟分として仲良くやりましょうという気持ちで、写真のシャーボを送らせていただきました。
 今時当日中にこうやってネームを入れてくれるのですが、ネームの受付嬢に、ネーム入れお願いしますとにこやかにお願いしたところ、はい、なんとお入れしましょうか!と元気に返事が返ってきました。しかし、私が読み上げた“形成会 四ッ柳組“という言葉を聞いた途端、急に無表情になり、はい、わかりました、と淡々とネームを打ち始めたので、う~ん、これは誤解されたかも、と思い、あの~、この組実在しませんので~・・・と一応お伝えしたところ、あっ、そうですか~とまた愛想が良くなっていただけました。



 今年処置の時にいつも手伝ってくれていた大沼先生も1年間函館の病院に修行に出てきます。今年なついた子供たちは、彼の姿が見れずにちょっと寂しいかもしれませんが、来春にはまた大学に戻ってくると思いますので。
 ちなみに先日北海道新聞で電気あんかの危険性についての啓蒙の記事が掲載され、彼の顔写真も載りました。というのも電気あんかの爆発でやけどを受傷した方の主治医だったので。その患者さんが当院の救急救命センターに搬送され、大沼先生に呼び出しの連絡があったわけですが、その時のセンターの担当医師からの電話。
 あの~、電気あんまでやけどを受傷した方がいるので来てください!とのこと。電気あんまと言えば、いわゆる小中学生の時に男子限定で流行った、あの危険なやつですよね・・・。それを聞いて混乱した大沼先生、え、電気あんまでやけどですか?と聞き返したところ、はい、電気あんまです、と返事が来たので、これは直接診に行った方が早いと思い、診察に行ったところ、電気あんかだった、というわけでした。
 センターの先生の頭の中ではもう電気あんましかインプットされてなかったのでしょうね。しかし、電気あんまでやけどするって、どれだけ激しいやつなんだと、考えただけでびびります。







2017年3月2日木曜日

近況方々


ようやく厳しい寒さも緩み始めてきた感じがします。札幌でも日中は0度を超えるようになってきましたよ。と言っても相変わらず夜には道路が凍結してスケートリンクと化していますし、週末にはまた寒さが厳しくなるようですけどね。すでに春シリーズが始まっていますが、今のところあまりぎゅうぎゅうではありません。来週から本格化して来る感じですね。

 

しかし、ちょっと困った問題がおきまして、退院も近くなり、外出外泊がOKになった方・・・恐らく外でもらったと思われるインフルエンザで熱発!幸いもうすぐ退院予定でもあったので、即日退院していただきました。私の方でも長い入院生活に対して、ご褒美的に、ある程度傷が落ち着いたら外出OKを出してきたわけですが、もしインフルエンザを病室に持ち込むと、入院の方たち全員が大変な被害を受けてしまうことになりかねません。タミフル予防投与等の対応も、接触の多かった方にはしていただかないといけなくなります。せっかく体調に気を付けてやっと入院!という方に、もし移って手術延期になったりしたらもう目も当てられませんし、病棟にはご高齢の患者もいらっしゃるので、命の危険につながる可能性もあります。同日、たまたま耳の疾患ではないものの、別の病棟に入院していた私の患者のお母さんがインフルエンザで、手術後の患者に移ってしまった方もいて、どちらの病棟もてんてこ舞いでした。

こういう問題はインフルエンザに限った話ではなく、少し前にもノロウイルス騒ぎがあったりして、とにかく病気の持ち込みは当事者にとっても他の入院の方にとっても大きな痛手になってしまいます。付き添いのお母さんたちで、ちょっと体調が思わしくない、とか、ちょっと風邪気味、とかがあれば、どうぞ来院に関しては必要以上に慎重になっていただければと思います。また、この時期は入院中の外出外泊はできるだけ避けていただき、場合によっては退院後2,3日札幌に滞在し、外来または病棟処置の時間に傷の確認に来るなどの対応をお願いできればと思います。

 

そして、今年の夏の入院はすごい人数になってしまうので、今から日程を頭の中で調整し始めております。予定している皆様にご連絡するのはもう少し先のことになりますが、今のうちに重ねてお伝えしておきますと、皆様に連絡を一旦始めると、あっという間に予定が決まってしまい、ほぼ変更が困難な状況になります。来年度の予定がはっきりしていない方もいらっしゃるでしょうが、もしどうしても行事等で避けてほしい日程がある方は早々にご連絡ください。もちろん休みにかけられる方の人数は限られていますし、希望にこたえられないことが多いかもしれませんが、夏前半から夏後半に移動するなど、可能なこともありますので。すでにご連絡をいただいている方の希望は把握しているつもりですが、ご心配な方はダメ押しでメールをくださっても結構ですので。

 

写真は先日私の予備校の寮仲間で集まったときの一枚。まあ35年ぶりの顔もあり、最初は頭の中で、このおっさん誰よ?と思ってしまいましたが、まあ懐かしい話で盛り上がりました。私は同窓会なるものには一切出ようと思ったことがないのですが、予備校の寮時代に関して今でも非常に懐かしく、呼ばれてついつい参加してしまいました。この時もメンバーは開業の歯科医2名、内科医1名、銀行から企業の出向中1名と計5人でした。中の1名は昔と全く変態度が変わっていなくて逆にびっくりでしたよ。



2017年2月1日水曜日

今週から春シリーズです






あれよあれよという間に2月になってしまいましたよ。そして先週で冬の耳シリーズが終わり、明日から春シリーズです・・・って、なんだそりゃって感じですよね。まだ冬シリーズの方が9人入院中ですけど。ちなみに夏シリーズは現時点で32人の軟骨移植と17人の耳介挙上の予約がすでにはいっていて、下手すると5月末から始めて9月一杯までという、いったい夏っていつだ?というシリーズになりそうです。まだまだこれから駆け込みが出てきますしね。でも嘆いていても始まらないので頑張りま~す。

 

さて、先日医学部1年生の学生に講義をしたのですが、それに対するリポートが提出され、採点をしました。とにかく誤字脱字変換間違いが多くて嘆かわしいことこの上ないです。それにしても、神経、、骨格系って・・・って急所かい!と思ってしまいますが、どう考えても“”ですよね~。形成外科のレポートなのに思い切り整形外科と書いてくるやつもいますし、このような地雷を踏んでしまうと当然内容の如何に関わらず大幅減点です。もちろんその程度で単位を落とすなんて大人げないことはしませんが。

 

うちの女医陣もなかなか負けてないですよ。先日飲んでいた時に、中高生の時期の話で盛り上がっていたわけですが、とある関連病院の女医が一言、その時期ってさかんなお年頃ですからね~としみじみと言ったのですが、さかんって、盛ん?ん?・・・もしかして、それって“多感”の間違いでは・・・一字違うとこれはかなり意味合いが違ってきますのでご注意を。さらに別の関連病院にいる女医・・・専門医試験に先日合格したのでおめでとうメールをしたところ、今度お礼参りに伺います、との返事が。ちょっと・・・お礼参りって包丁でも持って殴り込みに来るんかい!って感じですけど。念のため、今のメールってギャグ?と質問を送ったところ、それってどういうことでしょう?とまじめに返事が来たので、本人としては敬語的なニュアンスで使ったつもりだったのだろうと好意的に解釈することにしました。





たそがれの函館空港
妙に幻想的な雰囲気でした
正面に見えるのは函館山です

2017年1月4日水曜日

新春のご挨拶





沢山の年賀状有難うございました。お返事出せませんがご容赦ください。
写真に関してはコメント不要ですので・・・