本年1/19に北海道のSTVという地方局で、小耳症をテーマに放送いただきました。現在2回目の放送に向けて小耳症の取材が続いており、その中で、初診の2,3歳くらいのお子さんの外来の様子の撮影を希望されています。どさんこワイドという情報番組の中で10分程度の特集のため、実際に撮影してもそれがどの程度使われるかわかりません。また、地方局の番組ではありますが、ユーチューブにも流れるため、全国で閲覧が可能になってしまいます。ただ、初診がどういう様子なのか、その後の治療の流れ、など、なかなか言葉では伝わらない部分があり、これから受診を検討される方にとっては、その様子を見れることは、非常に参考になるかと思います。もし今後の方のために役に立てれば、というお気持ちで撮影にご協力いただける方がいましたら、私までご一報いただけないでしょうか?
2023年4月19日水曜日
2023年4月10日月曜日
濵本先生
当科で3年間みっちり小耳症の修業を積んだ濵本医師が、この4月より倉敷中央病院に異動されました。月曜、および木曜(各週)の外来を担当するそうです。
現在最も四ッ柳法を理解している先生であると思います。考え方、手技、術後管理等いずれも十分な力を付けたと思いますので、近隣の方は新たな選択肢としてご考慮いただければと思います。
彼とは今後も種々連携しながらいきたいと思っておりますので、近隣の方で、術後の耳のことなどで困ったことがあれば、彼に診察をお願いすることも可能かと思います。ただ、一点誤解をいただかないようにしていただきたいのですが、手術だけは私にしてほしいが、術後は遠いので濵本先生に経過を診て欲しい、という考え方の方は基本的に受けられません。そういう方は初めから濵本先生の手術を受けて、そちらで経過を診ていただいてください。全責任を負って手術をした人間が、その後も責任を持って経過を確認していくことは当たり前のことで、それができない方の手術は受けられませんので、その点はご理解お願いします。
ちなみに岡山大学にはやはり耳の治療に力を入れている妹尾先生もいらっしゃいますので、この地区だけ激戦区になりそうですね。
本年度、札幌での手術を希望されている方が、軟骨移植ですでに120人を超えており、耳介挙上術を合わせると、250件程度の手術を行なわないといけない状況です。大学で組める手術が頑張っても180件程度ですので、70件程度は札幌中央病院で行わないといけない状況です。もっとも、札幌中央病院は、病院も新しく綺麗ですし、術後3日目までは個室に入ってご家族が付き添いできるなどの点では大学より快適かもしれません。4月よりついにそちらでの手術も稼働しましたが、スタッフも協力的で、手術も看護師が良く勉強してくれていて、非常にスムーズに行えております。今後入院経験者からも、そちらの病院の経験談等が聞けるようになるといいですね。