2026年3月5日木曜日

そうだ、奈良に行こう!

まずはこちらを読む前にHPのWhat'sNew「今後の診療に関する大切なお知らせ」をお読みください。今後の受診等に関して説明しております。

さて、唐突に奈良県立医大に異動すると出したので、驚いた方が多いかと思います。
この話は前から温めていたようなものではなく、昨年後半に急に浮上してきたものです。 元々は、あと2年で札幌医科大学退官のため、そのあとどうしようかな~と考えておりました。これまでいくつか話がないわけではなかったのですが、私の理念、イメージとマッチしない部分が多く、また、合併症を有する子の場合、安全性の維持のためにも、協力科が充実していることが大切なので、慎重にならざるを得ませんでした。また、冬の交通の便の問題も毎年頭を悩ませるところではありました。 

 奈良県立医大の理事長(本年3月で退官予定)の細井先生は、次々と策を出して奈良県立医大の価値を高めてきた凄い先生ですが、耳鼻科の前教授で、軟骨伝導補聴器を開発したことでも有名な先生です。その関係で私の名前も知っておられたようですが、昨年たまたま研究会でお会いした折に話をさせていただいたところから、一気にこの話が現実化しました。非常に有難い光栄な話と思っております。 

 ただ、全く馴染みのない場所で、なにもない状況のところで、一から立ち上げないといけないので、苦労する部分も多いかと思います。退官して悠々自適な生活を選択したい気持ちもないわけではなかったのですが、これだけ多くの方が受診くださっている中でその選択はするわけにもいかないな~という訳で。幸い、特に任期の制約などは言われていないので、実績をきちんと出していければ、元気なうちは継続できると思います。 

 名称の通り、「小耳症 かたちと聞こえのセンター」なので、形成外科と耳鼻科の協力体制で治療が行われることを目標としており、これは国内唯一の施設となります。これまでは、小耳症の方は、札幌が聖地だったと思いますが、これからは「そうだ、奈良に行こう!」が合言葉になるよう鋭意準備していきたいと思います。そして、いずれ私がリタイアしても、後続の先生たちがセンターを継続してくれるような土台作りをしますので、何歳で受診しても、小耳症の方は奈良に行けばベストの対応ができる施設にしていきたいと思っています。 

2027年2月までの奈良の外来は、私の手術を受けた術後の方限定です。受診に当たり、受診希望患者全員の診療情報提供書を作成し、事前に送らないといけないので、駆け込みで直前に受診希望とか、初診を今年奈良で診て欲しい、という要望にはお答えできません。
(詳しくは後日HPでご案内いたしますので、確認してください)

2027年4月以降の診療に関しては、現時点では手術日や外来の曜日等決まっていないので、はっきりしたら順にHPでご案内します。
なお、2027年4月以降に手術予定の方は、手術は奈良で行うことになりますが、従来通り1年前検診は札幌にお越しください。

2026年1月28日水曜日

災害級の豪雪

 ニュースで見た方が多いと思いますが、1/24(金)から北海道は災害級の荒れた天気に見舞われました。今回は私も思い切りその影響を食らってしまいました。

1/25(日)地方の病院に出張に行った帰りに、最寄りの駅が、かに飯の駅弁で有名な長万部(おしゃまんべ)駅だったのですが、そこから昼のJRで札幌に帰る予定でした。しかし予定のJRが運休してしまい、何とか同日中に帰ろうとずっと駅で待機していたのですが、結局同日のJRの全運休が決定。高速道路もほぼ通行止めとなり、長距離バスも運休を決めたため、色々あがいてみたものの、なすすべなく、帰る手段を完全に失ってしまったわけです。これは長万部で1泊するしかない、ということになり、慌てて宿を検索したところ、温泉旅館で、食事なしなら宿泊できますと返事をいただきました。雪道を歩いて行くにはかなり厳しい距離だったのですが、宿の方が駅まで迎えに来てくれ、無事宿泊することができました。翌日中央病院で手術を予定していたので、翌朝一番のJRを予約し、手術を午後にしていただいたりするため各所に連絡をしたりしてようやく一段落。PC持参だったので、進行中の教科書の執筆活動をして、そのあとはこのレトロな温泉に浸かりました。着替えの間では有線で中森明菜や早見優の曲が流れ、どっぷりと昭和に浸った気分でした。JRで食べようと思って買っていた弁当があったので、何とか飢えを凌ぎました。


昔懐かしい温泉

久しぶりに見た昭和を感じさせる部屋









翌朝起きて早速JR情報を見ると、すでに朝の便は運休が決定。これで中央病院での手術が出来ないことが決定。医者生活で初めて手術に穴を空けてしまいました。患者には勿論病院にも大きなご迷惑をおかけしてしまいましたが、金曜日に振り替えて組んでいただけることになり、まずはとにかく札幌に戻らねばと長万部駅で待機。しかし、結局16時台のJRまで運休になってしまい、6時間構内で待機することに。小さな駅の構内で、椅子しかないので、重要指名手配の写真を背景に、PCを膝に置いて仕事をしていました。不思議なもので、こういう時の方が意外と仕事がはかどったりするものですが、最後には下向きの姿勢が続いて首が悲鳴を上げてしまいました。ようやくJRに乗り、席も確保できたのですが、立ち席の外国人がぎゅうぎゅうしていて、座っていても彼らに圧迫され続けたので、座っていてもなかなかしんどかったです。遅れながらもようやくあと少しで札幌駅へ、というところでポイント故障でまたしばらく停止。当初の予定より1日半遅れで札幌駅に着いたのが20時過ぎで、翌日の大学の術患の元へ顔を出そうと急いだのですが、二人ともすでに熟睡状態で、起こすのも忍びなく帰宅した次第です。

PCの前には凶悪犯の顔が並びます

コロナ禍でも一回も手術に穴をあけることなく、これまでも色々試練があった中何とか切り抜けてきたのですが、今回はどうやってもお手上げ状態でした。今日は嘘のように穏やかな晴れですが、また低気圧が来るそうで、3月初旬まではまだまだ予断が許されない状態が続きます。冬の北海道恐るべしを改めて実感した次第です。

私の車ではないですが、こんなに積もったんだとわかりますよね




翌日の病院前の歩道脇の雪の高さは3m以上になってました

2026年1月15日木曜日

軟骨伝導補聴器に関するアンケート調査のお願い

 私のところで手術を受けた方で、軟骨伝導補聴器を持っている(使用の有無にかかわらず)方にお願いです。簡単なアンケート調査(3~5分で終わります)にご協力いただけないでしょうか?

現在軟骨伝導補聴器に対応できる耳介形態にするために、どうするか?という点に焦点を当てて論文を書きたいと思っていますので、是非皆さんの意見をお聞きできればと思っております。大変お手数ですが、宜しくお願いいたします。

以下からお願いいたします。



耳っ子頑張ってます!

 

両側小耳症で2011,2012年に4回の手術を行った津村開君。当時からハンドボールをやって全国大会等で活躍していたことは聞いていましたが、7年前の受診が最後に会った時、になります。軟骨伝導の補聴器を使用していれば、日常生活には問題なく、今はシステムエンジニアとして仕事をしているそうです。

そして、なんと今デフリンピックのハンドボールのオリンピックの代表としても活躍していて、しかもその中心選手だということで、ここでご紹介させていただきます。それぞれの世界で精いっぱい頑張っている姿を見ると、感無量です。お時間がある方は活躍の様子が見れますので、是非以下を観てください。

 

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/0e5cd8c4192defa3ded1f68acd3c616d9e6d3576

 

 

2026年1月10日土曜日

年賀状ありがとうございました

 毎年年賀状を送っていただき有り難うございます。返信をする余力がなく、この場でお礼申し上げます。皆さん元気に頑張っている様子が知れて嬉しく思います。

今年からついに私は個人的に年賀状を送るのを止めてしまいました。日本では年賀状文化もどんどん無くなろうとしていますが、時代の波でしょうね。ただ、入院の子供たちに住所を聞くと答えられない、ということがしばしばあり、これも年賀状で住所を書く機会が減ったせいなんだろうと思います。今はラインを送って終了、ですからね。

話は変わりますが、初診希望のメールをいただいた際に返事をしても、返ってきてしまうことがあります。そうなってしまうと私からはもう連絡の手段がありません。また年齢等記載がないと、状況の判断もできません。メールは私しか見ないので、他に情報が流出することはありません。住所、電話番号等HPで指定した項目の記載お願いします。返事が出来ないのを、無視した、と思われるのも悲しいので、宜しくお願いいたします。

札幌は8日、寒波で大荒れで、吹雪で向かいのビルも見えない、という状況でした。かなりの便が欠航になったので、入院予定の方達が何とか札幌にお越しになれたので良かったのですが、かなり奇跡的でした。北海道の人間はこういうことが日常茶飯事なので、最初からそれを念頭に行動を考えるのですが、雪にあまり縁がない方は、イメージが湧かないかと思います。3月初旬まではそういう状況が時々ありますので、ニュース等確認しながら移動手段臨機応変にご対応ください。また、手術前に雪でテンションが上がって雪遊びをして、入院してから熱が出て手術延期・・・というお馬鹿さんも必ず1年に1人位出ますので、手術前はくれぐれもご用心を。

雪は全く嬉しくないのですが、こんな楽しい光景が偶発的に起こるのを見つけるとちょっと楽しくなります。謎の妖怪の誕生ですね。


2026年1月3日土曜日

明けましておめでとうございます

 本年も宜しくお願いいたします。

今年は非常に手術希望件数が多く、今から手術調整どうしようか悩んでおります。皆さんの手術を組めるよう最大限努力していきますが、日程的にはあまり自由が効かないので、ご協力の程お願いいたします。3か月前くらいを目途にご連絡していきます(4月分はこれから進めて行きます)。

私がいつまで手術を続けて行くのかと不安に思われている方も多いと思いますが、今のところ非常に元気ですので、良い形で継続して行けるよう目下色々画策中です。皆様に良いご報告ができるよう頑張ります。


2025年12月24日水曜日

メリークリスマス!

 今年も恒例の病棟サンタがやってきました。看護師さんたちも一緒に回ってくれたので少し賑やかになりました。当日手術が終わったばかりで手を挙げるのが精一杯の子もいましたし、サンタに何頼んだの?と聞いたら現金!という子もいて・・・ゲームの課金に充てたいようですが・・・家でクリスマスを過ごせない子たちにサンタクロースからのささやかなプレゼントです。なかにはお正月越えの子もいますが、もう一息頑張っていただければと思います。