2025年5月14日水曜日

春の形成外科学会

 

毎年春に、日本形成外科学会総会、という形成外科で最も大きな学会が行われます。これは主に臨床系の学会で、秋には基礎学会という研究系の学会があります。少々ここに出すのが遅くなってしまったのですが、今年は 4/16-18に東京、ホテルニューオータニで開催されました。私は小耳症の演題を2つ、他にうちの施設から2つと、計4つの演題を発表しました。また、今年は山田朗先生(前にトロントの学会で書いた先生です)が、海外招聘講演に招かれ、私はその座長をすることになったので、久しぶりに山田先生ともお会いしました。山田先生も小耳症に特化して治療しているわけではなく、先天性疾患全般の治療をされているようで、大変だなあ~という感じでした。

学会の内容としてトピックスはあまりなかったのですが、顔面移植のセッションは割と面白かったです。まだ日本では行われていない顔面移植・・・要は顔面の大部分を損傷した人に、他人の顔を丸ごと移植する、というもので、しばしばニュースなどでも取り上げられているので、目にした方もいると思います。素人目には、ついに医療もそこまで来たか、と思わせるものですが、腎臓などと違い、拒絶反応の強い他人の皮膚や筋肉などを移植した場合、拒絶反応を抑えるために、相当に強い免疫抑制剤を、移植されている限り続ける必要があり、治療を受けた大部分の人が、腎臓障害、感染、悪性腫瘍の併発、継続的な免疫抑制剤投与に対するストレスによる自殺、など、かなり悲惨な末路を迎えていることまでは知られていないと思います。そこまで踏み込んで報道されることはなく、マスコミの報道がいかに偏っているか良くわかる事例だなと思います。

ちなみに前回メッセージで書いた教科書ですが、この学会で始めて書店に並ぶことになりました。誰も買ってくれないと悲しいところなので、売れ行きが少々気にはなったのですが、私よりも、全日本出版会の社長と本書担当の方が販売ブースからちょっと離れたところで、心配そうに並んで立っていて、あ、本持った!あ、売れた!と盛り上がっていたので笑ってしまいました。おかげさまで、好調な売れ行きで少々安堵した次第です。

宿は近くに取ったのですが、今東京のホテルは値段が高すぎです!かなり探して良心的な額のホテルを見つけたのでまだ良かったのですが、ホテルとの往復はアップダウンが激しくて消耗しました。東京って、意外と坂が多いんですね。そして、私の学会中の唯一の楽しみは朝の散歩です。毎度これを書くと、遊びに行ってるんじゃないかと思われてしまいがちですが、決してそんなことはなく、日中は、学会場で専門医更新のための単位の取得に励んでおりますので。通常知らない街だと散歩もテンション爆上がりなのですが、東京は、散歩には不向きなところなので、あまりテンションがあがりません。だからと言って、していないということでは勿論ないので、初日は国会議事堂、TBS、など赤坂界隈、翌日は皇居を1周(走ってないです。散歩です)、さらに翌日は市谷から新宿方面に向かって住宅街を抜けて、四谷の方に戻る、という感じで、早起きをして1~2時間程度かけてぶらぶらする、という感じです。場所柄的に警備している警官の前を多数通り過ぎましたが、愛想がなさすぎてちょっと良くないなと思いました。愛想を振りまく必要はないのですが、おはようの一言もなく、ただ、じっと見つめてくるのは、過去に職質を何度も受けた立場としては、あまり感じが良くないです。人にもよりますが、札幌でアメリカ領事館前に立っている警官はちゃんとおはようございます、と挨拶してくれます。

そして、ニューオータニと言えば、ホットケーキ!ということで、前からなかなかチャンスがなかったのですが、今回は、ついに念願のホットケーキでランチしました。一人スーツ姿でホットケーキ食べている姿は人にはあまり見せられないですね・・・。味としては、ホットケーキ以上でも以下でもなかった、というところでしょうか。

2025年4月30日水曜日

入院期間について(7月手術予定の方へ)

 

7月手術予定の方にお知らせです。入院案内の方すでに送ってしまったのですが、入院期間のところに一か所誤りがあります。退院後3日程度の通院が必要と記載されているのですが、通院は不要で、手術日より3週間の入院のみ(勿論傷の治りが遅れる方もいるのでぴったりこの期間で帰れるかどうかは経過次第ですが)となります。退院したらすぐに帰宅いただいて結構です。

一時期病院の改修でベッド数が減らされていた時期があったため、早めに退院+通院という形でお願いしていたのですが、病棟の改修が終わり、ベッド数が戻ったので、通院不要に戻っております。書類を直すのを忘れてましたので、お詫びして訂正させていただきます。

2025年4月19日土曜日

(耳ではないですが)教科書を書きました

  メッセージの期間が空いてしまいましたが、さぼっていたというよりは、本気で忙しくて首が回らない状態が続いていました。何が忙しいか説明するも大変なくらい仕事が多く忙殺され続けています。しかし、この状態から脱出できる時が来るとも思えず、ここに書くのも大事な仕事だと奮起して、少々書いていこうと思います。

              そして、この度単著で初めての教科書を発刊しました!

       タイトルは“局所皮弁塾!

 通常教科書の執筆では、教室員を使ったゴーストライターに頼る方も少なからずいるかと思うのですが、本著は全て自身の手で書き上げました。これまでも依頼で教科書の一部のパートを執筆したりすることは多々ありましたが、教科書に時間をかけるくらいなら他にやらないといけないことが一杯ある!という理由で単著での執筆は考えたことがありませんでした。今回の件は、数年前に、全日本病院出版会の方から、前に私が書いた依頼論文が、カンファレンスでやっているような書き方で非常に面白かったので、教科書として纏めてみませんか?とお声がけをいただいたところから始まりました。

実は、まぶた、鼻、口、耳、などに対する私が開発した顔面組織再建の術式は相当数あって、国内でもトップクラスかと思います。鼻や口の術式は海外でもスタンダードに行われたりしていて、Yotsuyanagy’s flapflap=皮弁のこと)と、なぜか微妙にスペルが変わって定着したりしています。そういう術式や考え方を人に教える機会もいずれ作っていかないとな~と思っていたこともあり、じゃあやってみますか!と割と気軽な気持ちで返事をしたのですが、実際に始めてみたら、この忙しい中でそれを進めるのはなかなかにしんどく、結局2年で終わらせる予定が5年かかってしまったという経緯です。今年の前半はこの校正作業だけでもかなりの時間を要しました。表紙を赤くしたのは、”塾”と名前が付くからには、大学受験の赤本のイメージかなと思ったからです。

内容的には、皆様にとっては何のことやら?という感じかもしれません。ここをご覧になっている方は、小耳症で調べてたどり着いた方が殆どだと思いますので、小耳症=形成外科 は知っていても、形成外科が何をしているのか?についてはあまりピンと来ていない方が意外と多いのではないでしょうか。

形成外科とは、主に体表面の欠損や変形を修復する外科で、形成外科医は、組織移植を始めとする再建外科のエキスパートの集団です。例えば体の他の部位から組織を取ってきて、顕微鏡を使って1mm程度の血管同士を吻合して、移植する技術なんかも持っています。顔面外傷ややけどの治療、乳癌切除後の乳房再建、皮膚がんやあざの治療、顔面神経麻痺、皮膚の潰瘍、リンパ浮腫、口唇裂や多指症などの先天性疾患の治療などなど、形成外科の領域は多岐にわたります。

私は特に顔面の組織欠損の治療、をライフワークとして来ました。直接縫合できない範囲の顔の組織欠損に対し、近隣の余裕のある部分の皮膚や脂肪を、血流を維持したまま移動して、目や鼻が引っ張られたりしないように、そして傷跡が綺麗になるように治す代表的な術式が局所皮弁というものです。小耳症において、小さな耳を良い位置に移動して耳たぶにするのも、局所皮弁の一つです。一つの皮膚の欠損を修復するための局所皮弁の術式は多数あって、そのどれを選択するか、また患者に合わせてどのようにアレンジするか、が術者の腕の見せ所となるわけです。その考え方についての私の経験や、開発した術式を含め、代表症例を提示し、239ページのボリュームとなりました。ちなみに私は陰茎の再建もしますので、よく、子供たちに、ちんちん取ってこっちにくっ付けるぞ!としょうもない脅しをかけていますが、やろうと思えば本当にできるわけです(最近は、子供から下ネタか!とか、セクハラ~!と逆に厳しい突っ込みを受けることもあり・・・なかなか厳しい世の中になってきました)。

価格は12100円とお高めですが、医学書としては、この文量であれば、かなり良心的な金額ではないかと思います(出版社の方が頑張ってくれました)。勿論これを皆さんに買ってくださいと言っているわけではないですが、形成外科がどんなことをしているのか、そのイメージが理解いただけるかと思いますので、もし書店等にあった場合には、ちょっと覗いてみてください。隙間にちょっとした小話も書いてます。よく、先生は耳の手術しかしてないんでしょ?と言われますが、そんなわけはなく、小耳症は形成外科の中のほんの一部の領域なのです。

 ちなみに耳の教科書に関しても、今構想を進めている段階で、2年後位での発刊を目指しております。これは単著ではなく、耳介再建学会に出席されている先生たちにも分担いただき、また耳鼻科の先生などにも聴力関係の知識を書いていただく予定です。勿論形成外科医や耳鼻科医が対象となりますが、小耳症の項に関しては責任をもって私が書く予定で、手術後の創管理や合併症、注意事項、などの項を充実させて、患者の皆様にも役にたつ内容になることを目標としています。完成までにはまだまだ時間がかかりますが(と言うか、まだ始めてもいませんが)、楽しみにしていただければと思います。

2025年1月7日火曜日

明けましておめでとうございます

 昨年の小耳症に関連する手術件数・・・HPの診療実績にも掲載しますが、札幌医大病院と札幌中央病院を合わせると、332件(軟骨移植101件、耳介挙上111件、その他120件)でした。

昨年は個人的にも波乱の1年でありました。春早々に左人差し指の伸筋腱断裂・・・指固定のみして、手術は休みませんでしたが、これはもうこれまでの蓄積した負荷による消耗でしょうね。負荷と手術時間は相関しているような気がします。

他施設で肋軟骨移植というと、通常56時間、耳介挙上でも3時間くらいかかっているのではないかと思います。当科では肋軟骨移植で2.53時間。耳介挙上は1.5時間(種々の難しい条件が加わると延長しますが)位で終わっています。体の負担を考えると手術時間が短いに越したことはないですからね。勿論一切手を抜いたりなんてしていませんよ。時間が短縮するためには種々の要因があるのですが、大きく以下の3つがあげられるかと思います。

1)       医師陣の熟練:通常医師4人で手術を行い、耳と胸で2人ずつに分かれて同時にスタートします。これだけの件数の手術をやってきたわけですから、手術の手順等全員が熟知していて全く無駄がないですし、肋軟骨採取も非常に手早く行ってくれます。他の施設に比較してかなり小さい3cmの皮膚切開で肋軟骨を採取するので、簡単なわけはないのですが、早ければ1時間以内、遅くても1.5時間位で、恐らく他の施設より1時間以上早いと思います。手術場スタッフも熟練したチームとして非常にテンポよく機能しており、殆ど何も言わなくても、必要な材料を的確に出してくれます。これは中央病院の方でも完璧です。

2)       肋軟骨フレームの組み立て:肋軟骨フレームを組み立てるに当たり、恐らく私以外の方は、3本軟骨が取れてから初めて、どこからどう作製するかを考えると思うのですが、私は1本取れた段階からすぐに作製に入ります。これだけでも1時間近い短縮になります。ただ、これはかなりの経験を積まないと対応できない技だと思っており、フレームのイメージや、肋軟骨のイメージがいつからか自然に頭の中に出来上がっていたので、迷わず間違いなくいけます。小耳症の手術を迷うことなく進めることで、相当の時間の短縮になります。

3)       皮膚の操作:皮膚に負荷をかけずに皮膚の血流を維持して皮下の剥離を行うのは、小耳症手術が難しいとされる一つとして挙げられるのですが、これには全ての指を使って傷の展開をして、視野を広げ、同時にハサミやメスが皮膚に当たる感触を指で確認しながら、一気に行なっていくわけですが、これも他の先生にはなかなかまねできない芸当ではないかと思っています。この操作で指にかかる負荷は半端ではないということを、痛めてみて改めて認識した次第です。

これだけの手術と並行して、再生医療の治験を行っているのですが、現在再生医療法が非常に厳しくなっていて、厚生局への対応、特定再生医療委員会への対応はじめ、膨大な書類の作製、報告書等、ありえない負担がかかります。我々の研究も、こういう作業に精通している東大の臨床研究推進センターの方におんぶにだっこでやっとここまで来たという感じです。この法律だと、人に治験を持ち込めるところまで持って行ける施設も限りなく少なくなってしまうでしょうね。世界からどんどん取り残されていくわけです。

 さて、今年もかなり厳しい状況でのスタートになりますが、何とかつつがなく過ごせて行ければと思っております。本年も宜しくお願いいたします。

2024年10月11日金曜日

弘前大学外来診療のお知らせ

 

本年12/6(金)14:00-16:30に外来を行います。希望者は弘前大学形成外科外来に電話予約ください。この外来は弘前大学形成外科を受診したことのある再来患者のみが対象となります。新患患者は受け付けていませんのでご了承ください。

2024年10月4日金曜日

ハイブリッド人工耳介(生体内再生医療による世界初の新治療)の 治療希望者を募集します




 当院では、肋軟骨を使用しない新たな耳介の再建法を開発し、国の承認を受け、ハイブリッド人工耳介を埋植する臨床研究を始めました。20246月に1例目の移植手術を行いました。現在来春以降に2例目の治療を行うべく準備を進めており、治療希望患者を募集いたします。対象になる方で、興味をお持ちにになられた方は、私宛にご連絡ください。

 

対象者:

18歳以上未治療片側耳垂残存型(耳たぶ分の耳がある)の小耳症の方

 

対象人数:

来年度1~2名

 

治療方法:

ご自身の正常な耳から軟骨を一部採取、細切し、酵素にて処理した軟骨細胞と、細胞増殖因子を加え、人工耳介フレームに散布したもの(ハイブリッド人工耳介)を患側皮下に移植します(これらの工程は一度の手術で全て行います)。体内で軟骨細胞が急速に再生(生体内再生)し、軟骨が人工耳介表層に広がります。ハイブリッド人工耳介自体は、徐々に軟骨に置き換わり、3-5年かけて吸収されていきます。ハイブリッド人工耳介は、私がこれまで臨床で作製してきた肋軟骨フレームの形態をモデルに3Dプリンターで作成しています。利用している材料や薬剤は、いずれもすでに医療材料として認可を得、臨床で用いられているものであり、また安全性試験も重ね、人体に悪影響を及ぼすものではないことを確認しています。

            

            耳介後面から軟骨を                      採取した軟骨を微小細切        酵素処理した軟骨と細胞増殖因子を 

         一部採取                                                    人工耳介フレームに散布すると完成 

入院、手術回数と期間:

2回の入院(各34週間)と3回の手術(初回入院時に2回、2回目入院時に1回)を行います。 手術はいずれも全身麻酔です。初回入院では、初めにティッシュエキスパンダー挿入術、その約10日後にハイブリッド人工耳介移植術を行います。2回目の入院時に耳介挙上術を行います。

 

費用:

入院手術に関する費用は通常の肋軟骨移植時、耳介挙上術時と同等です。通院、宿泊に要する費用については、ある程度の負担(1回の受診につき55820円まで)が可能です。もし合併症を生じた場合に要する治療費用等の自己負担はありません。

 

ご連絡をいただいたのちの進み方:

まずメール等でやり取りし、疑問点等確認いただき、その上で前向きに検討したいと思った方に受診いただきます。詳細を説明し、納得いただければ同意をいただきます。同意をいただいた場合、適応となる確認のための検査をし、入院日程をご相談します。

 

留意事項:

1)       将来的には対象年齢が下がり、多くの人に恩恵があるよう願っておりますが、当分の間、入念な準備を行い、慎重に経過を診ながら一人ずつ行う必要があることから、一度に多くの人を治療できるものではありません。

2)       また本術式の長期成績は出ておらず、肋軟骨移植が確実でもっとも安定した術式であるという事実は変わりません。肋軟骨移植という手段に強い抵抗があり、これまで手術に踏み出せなかった方などが対象です。肋軟骨採取が必要ないので、術後の疼痛に関してはかなり軽減されることが本法の一番の利点です。

3)       不慮の事態が発生した際に、受診が可能な柔軟な状況にある方が望ましいです。

4)  軟骨の再生力は若いほど強いと考えられますので、当面は年齢の点も配慮して進めたいと考えています。

 

担当者および連絡方法:

札幌市中央区南1条西16丁目291 

札幌医科大学附属病院形成外科

四ッ柳高敏、上田直弘

 

ご氏名、ご住所、電話番号、生年月日、おおよその身長体重、合併症、についてご記載の上

以下のメールまでご連絡ください

e-mail: komimi.yotsu@gmail.com

2024年9月13日金曜日

もはや9月ですか・・・

 

ふと気づいたら前回投稿
より4か月近くたっているではあ~りませんか!大変申し訳ないです。

大学と札幌中央病院を合わせて週5件ペースの予定手術と、結構ぎりぎりでやっているのと、手術件数が多いとその分当然プチ手術や創処置も増え、全く時間の余裕もない日々に撃沈しておりました。

4月にはカナダのトロントで耳介再建学会に出席したのでそういうご報告もしたかったのですが、すっかり遠い昔のことになってタイムリーではなくなってしまったので、大方は省略させていただきます。学会の発表は英語の質問に冷や汗だったものの、永田先生の弟子で今シカゴ大で教授をされている山田先生がいらしていて(日本人の参加者はこの2名だけだったのですが)、質問に対応していただいて何とか事なきを得た次第です。服をあまり持って行かなかったのですが、とにかく寒くて、また時差ボケも全く解消されないままに戻ってきたので、ただきつかったの一言に尽きます。当分海外に行きたい気分ではないです。

                トロントと言えば必ず出る風景。ホテルのすぐそばでした。



学会場の雰囲気

韓国のパク先生(右手前)、ホジン先生(右奥)、オランダのコン先生(国際耳介再建学会の会長、次回の学会長)


                  山田先生と

そして、5月には突き指からの左人差し指の伸筋腱断裂・・・指固定をしたので手術には影響なかったですが、やはりかなり痛かったです。痛めてみて思ったのは、普段の手術でどれだけ指に負荷がかかっていたのか、ということで、突き指で、というより、すでにかなり腱が消耗していた結果なんだろうなと思っています。5月からずっとあまりに忙しかったので、7月に金沢の学会に行く時に、時間を見つけてお祓いにでも行こうかとも思ったのですが(前に書いたことがありますが、祖先は能登半島の神社なので)、結局学会自体ににも行けるような余裕がなかったので、まだお祓いもできてないです。

7月には韓国の医師が短期留学、8月には1ヵ月台湾からの学生が3人勉強に来ていたので、英語モードでの生活もなかなかにハードでした。

楽しいことをする時間がないので、現実の話で共有できることはないのですが、夢の話を1つ。5か国対応ラグビーになぜか選手として出ていた私。パスをもらってしまったのですが、他の選手は当然皆めちゃくちゃ足が速いので、絶対追いつかれる~、でもあの左隅に飛び込めばトライできそう、と思って飛び込もうと思って手を延ばしたら、ベッドの頭側の壁に手をがつんとぶつけて目覚めました。トライできずに目が覚めてしまったのは残念ですが、目覚めた時には体が半分ベッドから落ちかかっていたので、もしトライに飛び込んでいたとしたら、完全に落下していたのではないかと思います。前に書いたかどうか記憶にないですが、2年くらい前ですか、クマに襲われた夢を見ていて、あの一撃をかわすには左の足元に飛び込むしかない!と思って飛んだらベッドから落ちた、という・・・。この年になってベッドから落ちるってありますか? 

さて、遅れがちだった入院日程調整も、本年12月分までは確定できたので、何とか借金を戻したような気持ちになっていますが、本当はもう1月分の調整にも入らないといけないんですけどね~。


取り急ぎ最近の状況でした。