厚労省科研費の採択を受け、今後の肋軟骨移植を要する患者の皆様にご協力をお願いできればと思っております。HPのWhat’s newの9/3の項に掲載しておりますが、一言で言うと、余った軟骨を私にいただきたいというお願いです。
軟骨の移植後の吸収や変形、年齢による違いなどは、明確にはされていません。そこで、このたび弘前大学生化学教室の協力の元、軟骨が含有する成分を生化学的に調査を行うものです。
結果が得られれば、それを臨床に還元していけるのではないか、すなわち、移植軟骨の変化を抑制する手段を得るなど、今後の治療に役立てるのではないかと期待しております。
いただきたいものは、軟骨移植時に、耳の形に細工する際生じた削りカスの軟骨、および、耳介挙上術時に胸部に埋入してある軟骨を摘出し、利用しますが、その時に生じた余りの軟骨です。
削りくずで、あとは使えずに捨てるだけのわずかな軟骨で行える調査ですので、このために余計に採取したりするようなものではなく、一切皆様に不利益を及ぼすようなものではありません。今時は何をするにも同意書なしにはできないので・・・
入院時、外来検査時などにお願いをして同意書をいただければと思っておりますので、どうぞご協力のほどお願いいたします。
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