2022年12月24日土曜日
メリークリスマス!
今年は昨日一足早く病棟サンタやって来ましたが、以前とは違い、子供たちのベッドサイドでプレゼントを渡すだけの質素なものでした。一時は病室をお母さんたちが飾り付けて(これが病院的に良いものかはさておき・・・)、大層賑やかなひとときになったものですが、もう3年続けてこんな感じです。来年はもう少し子供たちの思い出になるようなにぎやかなクリスマスになるよう願っております。
あ、何年か前に病棟でマジックショーをやって結構盛況だったのですが(ふたを開けてみたら、入院中の皮膚科のおじいちゃんたちの方が楽しみに並んでいた感じでしたが)、そのマジックショーをやってくれた学生が、2年間の研修医を終えて春から形成外科医になりますので、来年のクリスマスはマジックショーがまた開催できるかもしれません。
2022年10月27日木曜日
たまひよ
先日たまひよに小耳症記事が連載されたので、お時間ある方はHPのWhat’s Newのところに掲載してあるURLからご覧ください。治療法等についてもかなり詳しいところまで記載されていますので、術前の方は知識を付けるのに有効かと思います。たまひよの担当者がかなり気合を入れていて、できる限り全部載せようとしてくれたようです。
“たまひよ”から連絡をいただいたとき、それはなんだ?と思ってしまったのですが、たまごクラブひよこクラブの、と言われて理解しました。ただ、あれ、妊婦さん以外はあまり見ないものだと思っていたのですが、意外と見ている方多いんですね~。予想以上の反響でびっくりしました。ヤフーにも一瞬載ったりしていたので、そういうのも影響したのかもしれませんが。
後継者問題のことを聞かれ、先日見学に来た高宮君(もうすでにたまひよで思い切り名前も出てしまったので書きますが)のことを紹介したら、かなり詳しくインタビューに答えてくれて、ご両親にも写真で登場してもらったりして、感謝しております。でも実際医者に限らず、色々な形で医療関係の職についてくれている耳っ子がいるんですよね。心強い限りです。
さて、先々週ですが、久しぶりに現地の学会出席で岡山に行ってきました。岡山自体もかなり久しぶりでしたが、気候もちょうどよく、朝の散歩でお城回りを歩き、またちょっと郊外に出るとのどかな風景で、心洗われてきました。今回は会議が色々あり、軟骨再生医療のセッションの座長もしましたが、自分の発表はなかったので、気分的には楽で、有難い限りでした。で、今週末は近畿大の外来行ってきます。二日間で60人!これでも頑張って詰め込んだのですが、あとで申込みいただいた方にはかなりお断りする事態になってしまい、申し訳ありませんでした。ただ、ぎりぎりのスケジュールの中での移動になり、これ以上は現実的に無理なので、ご理解いただければと思います。来週は耳介再建学会を開催するので、その準備も含め、かなり日々綱渡りで仕事してます・・・
1)駅前のホテルでの朝食 カフェっぽい雰囲気でした
2)今時はマンホールもなかなかお洒落です
3)岡山城!なかなか堂々としたお城ですね
4)町中からちょっと出るともうたまらないのどかな景色が広がります
2022年9月26日月曜日
来年4月からの手術について(重要!)
来年以降の手術に関してですが、手術希望者の急増により、とうとう全員を大学で組むことが困難な状況となってしまいました。来年は初診の遅い方、20~30人位の方は、大学では組めなくなってしまいます。
そこで、現在新たに“札幌中央病院”という札幌市内の病院で、手術ができる体制を整えており、来年4月からは、そちらでも手術が行える予定です。新しく綺麗な病院です。同病院には現在形成外科として1名の常勤医がいらっしゃるのですが、そこに当科から1名派遣し、2名体制とし、私が手術をしにいく形になります。月に3,4件の手術をそちらで行うことを想定しています。麻酔科の先生も最近まで札幌医大で勤務されていた方なので、状況は良く理解いただいております。基本的に普段の創処置は常勤の先生にお願いする形になろうかとは思いますが、札幌医大から歩いて20分程度の距離なので、ちょいちょい私も顔を出しに行けるという利点があります。従って小耳症第2病院の位置づけと考えていただいて良いかと思います。これで何とか希望の年に手術出来ないという難民を作らずに済みそうです。
初診の遅かった方はこちらでの手術になりますが、大学で手術予定の方も、どちらの病院でも可、という方は、大学日程で折り合いが合わない時にそちらへの変更も考えてみます。
なお、入院、手術日程に関しては、私の方で全て調整をしますので、札幌中央病院の方に直接問い合わせをされても対応いただけません。
また、本病院における手術日程についての基本的な調整法としては、来年こちらの病院の対象となる方に順にご連絡を入れていき、都合が良ければ入っていただき、その日程で都合の悪い場合は、最後に回っていただきまたご連絡をするという形でご理解いただければと思います。
2022年9月16日金曜日
耳っ子たちの成長3
関西の医学部大学生の時に駆け込みで受診した兵庫の男性です。コロナともかぶりなかなかきわどい状況でしたが、何とか学生中に手術を終えることができました。初期臨床研修医を終えて、今年から消化器外科医になっています。夏休みが取れたということで、受診方々挨拶に来てくれました。消化器外科は王道中の王道ですので、かなりハードな仕事を選択したところに、自分に自信を持って行動していることが伝わってきます。でも、消化器外科、きついですよ~!なんたって軍隊のような上下関係、上司がいる限り帰れない、夜中でも普通に呼び出し、なんてのが普通の世界ですから。
でも、耳っ子たち、皆さん頑張っていますよね!また機会があれば第4弾以降もたまにご紹介したいと思います。もし協力してもいいよ~という方がいましたら、一緒に撮った写真送ってください。
耳っ子たちの成長2
こちらは埼玉の女性です。幼少時からダンスをやっていて、その流れで現在ダンスの専門学校1年生です。軟骨採取していますが、ダンスへの影響はないと言ってます。耳介挙上時に傷の治りが悪く、形態が少し崩れてしまったので、昨年修正の手術を追加しました。そういうこともあって長いお付き合いになっていますが、将来はディズニーランドで働くのが夢だそうです。ディズニーランドには勿論私自身何のコネもありませんので、全く力にはなれませんが、夢が叶うよう願っております。強い意志を持ち続ければ夢はきっと叶います!
耳っ子たちの成長1
生まれたての小耳症のお子さんをお持ちのご家族は、自分の子が将来ちゃんとやっていけるんだろうかと不安も多いと思いますが、皆さん立派に社会人になり、またはこれからなろうとしています。それぞれが成長して頑張っている姿を見ると、安心してくれるかなと思い、これから羽ばたく耳っ子たちを、本人のご了解を得て少し紹介しようと思います。大学生卒業位を目安に、私のところの受診も一旦卒業ということにしてますが、きっと今後色々な方面で活躍してくれることでしょう。
今日は第一弾として、現在岐阜の方で、現在大学3年生の男性です。入院時の幼かった印象は全くなくなり、精悍なお兄さんになっていましたが、昔のままの素直で真っすぐな印象は変わりませんでしたね。先日の受診で、晴れて受診卒業となりましたが、今後付く仕事について、小耳症としての経験から、イアホン関係の仕事を考えているけど、どう思いますか?と質問を受けました。確かに今イアホン、補聴器等耳に装着する機器が発達しているので、非常に面白い路線だとは思うけど、イアホンに限定してしまうと職種が限られてしまうから、音、音響、という位まで幅を広げてみたらどう?とまあそんなアドバイスにもならない程度のことしか言えませんでしたが、なんかそういうやりとりをするようになったんだなあ、と感慨も。お母さんも本人がそういうことを考えていることは初耳だったらしく、びっくりしていましたが、立派に成長しましたね!社会人になったらそれはそれでまた色々大変なことが待ち構えていると思いますが、きっとしっかり自分の道を進んでくれることでしょう。
2022年8月8日月曜日
綱渡り
入院中の患者の皆様も良く状況がわかっていなかったかもしれないので、先週の状況をご説明 します。
8/3(水)に当科医師の一人が陽性(担当していた患者が陽性だったので、そこからのものと思いますが)と判明(同医師は10日間自宅待機)。私も含め、当科の医師の多くが濃厚接触者の対象となり、自宅待機へ!8/8(月)に検査で陰性が確認できないと仕事を開始できない状況になりました。動ける形成外科の医師はたった3名!ただ、私だけは、遠方患者の手術をできないとなると問題であろうという病院長の判断により、連日検査をして陰性が確認できれば、手術場のみであれば注意して仕事をして構わないと言っていただき、手術をしても良いことになりました。
元々8/4(木)は朝から軟骨移植、耳介挙上術、プチ手術の小耳症フルコースに加え、膣再建という結構大変な手術の4件を行う予定だったので、一日が終わるのが長いだろうな~とは思っていたのですが、結局病棟スタッフ、入院患者全員の結果が出たのが15時。そこから手術が始まるという状況でしたので、1件目の軟骨移植の子の手術が始まったのが16時。耳介挙上が19時、プチは延期にすることで勘弁してもらったのですが、最後の膣再建が終わったのが夜中の1時半というなかなかハードな一日でした。4人しかいないので交代もなくそのメンバーでひたすら手術してました。夜中までの手術は形成外科では良くあることなので、体は通常十分ついていくはずなのですが、何時にスタートになるかわからずずっと待機というのは精神的にきつく、終わったときにはすべての気力と体力を使い果たしてしまいました。状況は患者も同じで、何時に手術が始まるかわからないのでずっと絶飲食で待っていないといけず、本人たちもかなりつらかったであろうと思います。
とりあえず、今日全員の陰性が確認されて無事仕事が再開できたのですが・・・我々も少ない人数でぎりぎりで諸業務を回しているので、複数人が自宅待機となると、残る人たちに大きな負担がかかり(残る人たちは多方面への電話かけまくりでさらに仕事が増えるわけで)、完全にお手上げ状態になってしまいます。
今のコロナは感染力がかなり強いので、いつ何時かかるか全く油断ができません。ここまでずっと手術に穴を空けずに来れましたが、今回のように濃厚接触者になると、手術が2~4名、さらにもし私が陽性になれば10日間の自宅待機となるので、6~8人の手術が飛んでしまうわけです。考えただけで恐ろしいです。私もできる限り気を付けてはおりますが、いつ何時そういう事態が起こらないとも限らないわけで、皆様も無理に入院や受診を強行されないよう改めてお願いいたします。
ちなみに、この週は月曜から1週間筑波大医学部5年の学生(耳っ子です)が見学に来てくれました。この騒動で結局最初の3日間しか参加できず可哀想だったのですが、事前にしっかり勉強もして来てましたし、積極的に参加しよう、手伝おうという気持ちも強かったですし、コミュニケーション能力も高かったですし、非常に頼もしく育ったことに感慨もひとしおでした(あのいがくりぼうずがね~・・・)。卒業してから2年間の初期研修もあり、専門の科に進むまではまだ3年以上ありますので、将来私の元に来てくれるかどうかはわかりませんが(彼は実際に手術を見て、目標にしたいと言ってくれていましたが)、こうやって跡継ぎ候補が出てくるなんて嬉しいことじゃないですか。
すでに初期研修医の1年目が一人、そして彼と同じ5年生がうちの大学に二人いるんですよ。こいつらを一人前の耳介再建医に育てるまでは、頑張って現役を続けたいものです。
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