先日現在の状況をお伝えしたばかりですが、この数日での急速なコロナ患者の増加に伴い、状況が大きく変わりました。当科でも当面5月一杯までの緊急手術以外は延期とさせていただくことになりました(北海道の患者においては別途対応)。従って5月の全ての小耳症手術の予定は一旦キャンセルとさせていただきます。非常事態であることご理解いただけるかと思います。
すでに先週から、東京の大学病院の多くでは不要不急の手術は延期とする施設が増えてきておりますが、いつ何時こちらでも急速に拡大するかわからない状況です。もしコロナ陽性で手術をして、その後発症した場合、へたすると生命の危険が生じますので、少しでもその危険性があるのに手術を強行するわけにはいきません。また、一人でもそのような方が出ると、我々形成外科医は勿論ですが、関係した麻酔科医師、手術場、病棟のスタッフ全員、他の入院患者にまで制限がかかり、病院自体が機能しなくなります。
その先の状況については、すぐ事態が収束するとは考えられないので、6月以降も続くことになる可能性があります。6月手術の方に関しては4月末までにはまたご連絡します。もし、6月以降予定の方で、チケット等の手配の点で決定が遅いと困る、という方は、初めから延期と決めていただいたほうが確実ですので、その旨私にご連絡ください。
延期になった方は、状況が収束してから(これがいつになるのか予想が立ちませんが)、随時手術の調整をして行こうと思います。希望の時期等考慮できる状況にはならないと思いますが、手術できないという事態にならないよう精一杯努力をしてみます。
再来受診の方においては、予約を入れている方も、問題がなければ基本延期の方向でご検討ください。傷の状態で気になる方は写真を添付してメールでご相談ください。
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