2023年3月16日木曜日

3月は何かと忙しいです

 ちょっと間が空いてしまいましたが、3月は年度末のため諸書類が一杯来るので、非常にばたばたとしております。外来も今週からは激混みが続いてますしね。近況ですが、コロナ患者の減少に伴い、ここしばらくキャンセルが生じることなく、順調に手術を行っております。まだ大学では患者の自粛をお願いしているものの、少しずつですが、子供たちの賑やかさも取り戻しつつあるように思います。付き添い等に関しては、まだ大学から指針が出ていないので、現状維持のままです。もし今後変わるような状況があればご報告します。 3月は、久しぶりの患者受診が続き、何年かぶりに会った方達が多数いたのですが、びっくりするほど身長も顔つきも大人になっていたり、大学の合格報告をいただいたり、と嬉しくもあり、頼もしくも感じました。そうそう、東京の両側小耳症の女の子が、岡山大医学部に合格した、という報告もいただきましたよ。 
 
札幌中央病院で来月から手術開始に向けての準備も進んでおります。一点お伝えしておかないといけないことがあり、この病院では育成医療対象の病院となっていないので、申請できません。ただ、育成医療を通さずともほとんどの地域の方は、乳幼児医療助成の対象となっているはずですので、金額的負担はかわらないはずです。役所の方から育成医療を勧められる方もいらっしゃると思いますが、恐らくですが(違っていたら済みません)、乳幼児医療助成(各自治体から)と育成医療(国から)のお金の出所が違うので、自治体側では育成を推してくる、というところではないかと思います。札幌中央病院で手術予定の方は、役所で自己負担に関して確認をいただいておくと良いかと思います。大学は育成医療対応していますが、申請が通るかどうかは役所の判断になりますし、かなり審査も厳しくなってきてますので(基本的には身障者の聴力改善の手術しか通らないという前提になってきています)、育成医療にこだわらずとも良いように思います。 

 今週早々まで2か月間、仙台医療センターの三浦先生(写真下)が耳の治療を勉強されていきました。非常に熱心でまじめで、手術におけるポイント等かなりみっちりと教え込みました。これからの小耳症の手術ではぐっとレベルアップしてくれることと思います。