2016年7月19日火曜日

近大予約状況について

今日朝に近大外来予約の案内を出しましたが、あっという間に土曜の予約がほぼ埋まってしまい・・・土曜は今12時~13時枠に多少の空きが残っている程度です。あとは金曜日での申し込みとなります。なお、予約枠に限りがあります。あちらの外来のスタッフにご迷惑をおかけするわけにはいかないので、枠が埋まった時点で申し込みは終了とさせていただきますのでご了承ください。

2016年7月15日金曜日

近畿大外来について


今年は近畿大での外来を9/16,17で予定しています。来週早々にこのコーナーではなくHPのトップページのWhats Newのところから受診申し込み方法についてご案内を出します。それを見てお申し込みください。

メールをいただいた方から先着順で予約を取っていきますので、希望の日時とならない場合はご了承ください。

この外来は当科での術後の方を対象とした外来です。術前の方、新患での診察を希望する方の診察は行っておりません。

2016年7月4日月曜日

お手紙


夏シリーズは5月末から始まっていますので、すでに最初に手術を受けた方から続々と退院組もでています。退院の時に子供たちからは精いっぱいの気持ちの乗った、心がほっこりするお手紙をいただきます。同時にご家族からもいただくことがあり、手紙を読んで初めてそうだったんだ!と私が知ることも少なくはないんですよ。入院前の気持ちの葛藤や、入院中の出来事など、私なんかが知っているのはそれぞれの家族や本人のドラマのほんの一部分だけですからね。で、先日退院された女の子のお母さんからいただいたお手紙は、これから手術を受けるかどうか悩んでいるような方にとっても読む価値のある内容と思ったので、許可をいただき載せさせていただくことにしました。ここに載せると、まるで私が自画自賛しているようで若干面はゆい部分もあるのですが、そのままの内容で掲載させていただきます。

 

四ッ柳先生、娘に素敵な耳を作って下さり、何とお礼を言って良いのか分からない程感謝しています。

先生との出会いは、2年前の夏でした。手術に乗り気でなかった娘に「先生、ウソつくの嫌だから本当の事言うね、手術って痛いんだよね。○○ちゃんが頑張れるなら、先生も頑張って耳作るけど、こんなはずじゃなかった!と言われても先生困っちゃうからさあ・・・頑張れるかい?」と聞いて、うつむいた娘に、「痛いからやめちゃおっかー!」と。そのときパァーっと笑顔で「やります!」と言い、親の方が驚く程、それから前向きになりました。2回の手術で、1か月ほど学校を休むことをクラスの子に不思議がられ、先生に「みんなに話したい」と未来シアターの四ッ柳先生の特集を見ながら、「私も小耳症なので、この手術をしてみんなと同じ耳を作ってもらいに北海道に行きます。耳は出来ても右耳は聞こえないので、困ったときはみんな助けてください」と言ったそうです。

手術後辛い時、私がどんなに「大丈夫?」と声を掛けても反応しなかった娘が、四ッ柳先生が部屋にみえたとき、起き上がって笑おうとする姿に「私、頑張ったよ」と訴える様で、先生も「もう大丈夫だからねー、今日より明日には楽になるからねー」と声を掛けて下さり、そこで初めてホォーっと安心した様子に、改めて耳の親は四ッ柳先生なんだと思いました。

ですので、退院後も耳のことは四ッ柳先生に相談し、ずっと見守って頂けるということが、娘も安心できる事ですので、これからもよろしくお願いします。

毎日、手術や外来、と忙しい中に処置をしに上がって下さり、子供たちとの会話にも付き合ってくださる先生の心の広さ、優しさ、人柄。会うたび、接するたび、子供がどんどん好きになって、なついていくのが、もうひしひしと感じる入院生活でした。

小耳症ということで、辛い思いもしたけれど、四ッ柳先生に会えたのは、小耳症のおかげだと思えるほど、先生との出会いには、私にも娘にとっても人生において本当に意味のある大切な事です。

先生にめぐり逢えてよかったです。

娘に素敵な耳をプレゼントして頂き本当にありがとうございました。

 

以上です。

手紙掲載の許可をいただきありがとうございました。でも、私にとっても一人一人との出会いは大事な財産なんですよね。それと、私にとっては処置の時間の積み重ねが子供たちとの距離を近づけられる貴重な時間なんですよ。あまりに忙しいとなかなか仲良くできる時間が取れなくなってしまうのが悩みの種です。

 

写真は大通公園。こうやって見るとちょっとイングリッシュガーデンっぽいですよね。