2016年7月4日月曜日

お手紙


夏シリーズは5月末から始まっていますので、すでに最初に手術を受けた方から続々と退院組もでています。退院の時に子供たちからは精いっぱいの気持ちの乗った、心がほっこりするお手紙をいただきます。同時にご家族からもいただくことがあり、手紙を読んで初めてそうだったんだ!と私が知ることも少なくはないんですよ。入院前の気持ちの葛藤や、入院中の出来事など、私なんかが知っているのはそれぞれの家族や本人のドラマのほんの一部分だけですからね。で、先日退院された女の子のお母さんからいただいたお手紙は、これから手術を受けるかどうか悩んでいるような方にとっても読む価値のある内容と思ったので、許可をいただき載せさせていただくことにしました。ここに載せると、まるで私が自画自賛しているようで若干面はゆい部分もあるのですが、そのままの内容で掲載させていただきます。

 

四ッ柳先生、娘に素敵な耳を作って下さり、何とお礼を言って良いのか分からない程感謝しています。

先生との出会いは、2年前の夏でした。手術に乗り気でなかった娘に「先生、ウソつくの嫌だから本当の事言うね、手術って痛いんだよね。○○ちゃんが頑張れるなら、先生も頑張って耳作るけど、こんなはずじゃなかった!と言われても先生困っちゃうからさあ・・・頑張れるかい?」と聞いて、うつむいた娘に、「痛いからやめちゃおっかー!」と。そのときパァーっと笑顔で「やります!」と言い、親の方が驚く程、それから前向きになりました。2回の手術で、1か月ほど学校を休むことをクラスの子に不思議がられ、先生に「みんなに話したい」と未来シアターの四ッ柳先生の特集を見ながら、「私も小耳症なので、この手術をしてみんなと同じ耳を作ってもらいに北海道に行きます。耳は出来ても右耳は聞こえないので、困ったときはみんな助けてください」と言ったそうです。

手術後辛い時、私がどんなに「大丈夫?」と声を掛けても反応しなかった娘が、四ッ柳先生が部屋にみえたとき、起き上がって笑おうとする姿に「私、頑張ったよ」と訴える様で、先生も「もう大丈夫だからねー、今日より明日には楽になるからねー」と声を掛けて下さり、そこで初めてホォーっと安心した様子に、改めて耳の親は四ッ柳先生なんだと思いました。

ですので、退院後も耳のことは四ッ柳先生に相談し、ずっと見守って頂けるということが、娘も安心できる事ですので、これからもよろしくお願いします。

毎日、手術や外来、と忙しい中に処置をしに上がって下さり、子供たちとの会話にも付き合ってくださる先生の心の広さ、優しさ、人柄。会うたび、接するたび、子供がどんどん好きになって、なついていくのが、もうひしひしと感じる入院生活でした。

小耳症ということで、辛い思いもしたけれど、四ッ柳先生に会えたのは、小耳症のおかげだと思えるほど、先生との出会いには、私にも娘にとっても人生において本当に意味のある大切な事です。

先生にめぐり逢えてよかったです。

娘に素敵な耳をプレゼントして頂き本当にありがとうございました。

 

以上です。

手紙掲載の許可をいただきありがとうございました。でも、私にとっても一人一人との出会いは大事な財産なんですよね。それと、私にとっては処置の時間の積み重ねが子供たちとの距離を近づけられる貴重な時間なんですよ。あまりに忙しいとなかなか仲良くできる時間が取れなくなってしまうのが悩みの種です。

 

写真は大通公園。こうやって見るとちょっとイングリッシュガーデンっぽいですよね。

 

7 件のコメント:

  1. 先生に手紙を「ブログに載せていいかな?手術を迷ってる子供たちの背中を押してあげられる内容だったから」と言われた時、私が誰かの何かの役に立てるのなら!と光栄に思い快諾させていただきました。
    娘は、先生との出会いにより、全国から集まる同じ小耳症の仲間に出会う事ができ、不思議なくらい打ち解け、まるで小さい頃からの友達のように、いえ、それ以上に仲良くなれた友達が出来ました。それは、親でも分かってあげられない当人同士の悩み事を分かり合える唯一無二の存在だからなのだと思います。手術に行くとき、みんなで見送ったり、術後、お互いに励まし合ったり…元気になると、まるで合宿のように毎日、楽しく過ごしていました。退院した今でも交流は続き、大切な友達となっています。それは、親も同じで、小耳症の子供をもつ母親として、分かり合える一生涯の存在ができました。
    手術を迷ってる方、手術に不安な方、先生に任せれば大丈夫です!そして、その入院生活は、親子の絆を深め、仲間にも出会え、「辛いことばかりじゃないんだ、一人じゃないんだ」と思える貴重な体験となると思います。頑張って下さい。
    最後に、四ッ柳先生に出逢えて、娘に素敵な耳を作ってもらい、ありがとうございました!
    先生のおかげで、かけがえのない仲間に出会えたことにも、感謝しています!
    (のんちゃんママ)

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  2. 入院手術お疲れ様でした。かしまし娘集団がいなくなって寂しくなりましたよ。11年間手術まで長かったかもしれませんが、一旦治療が始まるとあとはあっという間ですよね。治療は痛いときもつらい時も、一方では楽しいことも多々あったと思いますが、この体験がこれからの人生にほんのわずかでもプラスになってほしいと願っています。

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  3. 私も去年、かしまし娘ちゃん⁈笑 とちょうど同じタイミングで入院していましたが、同じくらいの子どもたちを見ながら、たくさんの刺激を受けました一人です。同じ境遇でのこの出会い、先生からの新しい立派なお耳とともに子どもたちにとっても親御さんにとっても心強く大きな自信のおみやげ付き!のように感じてます。
    これから、どんどん大人へと成長していくなかで、まだまだ色んなことがあるとは思いますが、自分は一人じゃない‼︎思いを分かち合える仲間が存在していることは最大の強みです。
    多感な頃、自分一人で悩みと戦ってきた私にとって本当にうらやましく、今の現状は嬉しいものです。
    今は私も子どもを持つ親となり、当事者でもあり親御さんの気持ちも分かる立場になりました。だからこそ、お役に立てることもあるのではないかと思ってます。
    私にとっても先生とのご縁に併せ大切な仲間が増えました。かしまし娘ちゃん達のこれからの成長っぷり、楽しみですしずっと見守って行きたいと思います。

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  4. おやおやこれは九州からのご連絡かな?かしまし娘たちは今年はさらにパワーアップしてましたよ。耳の子供たち、ちょっと賑やかすぎて他の入院の方からしばしばクレームも来るのですが、でもシーンと陰気な病棟よりはずっといいですよね。

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  5. 四ッ柳先生、夏シリーズお疲れ様です。
    この度は、お忙しい中お手紙を掲載して頂きありがとうございます。
    のんちゃんママさん
    お手紙の件を快諾して頂きありがとうございます。
    のんちゃんママさんのお手紙は私たち夫婦にとって、
    とても価値のあるものでした。
    まるで息子が手術を終えたかのような安堵感に包まれました。
    私たちの第三子の息子は、現在2歳で右耳小耳症、外耳道閉鎖症です。
    去年5月の1歳の誕生日に初めて四ッ柳先生に診て頂きました。
    そして、私たちは四ッ柳先生とお会いして先生の人柄と技術に惚れ込み、先生に息子の手術をお願いしたいと強く思いました。
    のんちゃんママさんのお手紙を読んで、
    8年後息子が手術をする時のことを想像してしまいました。
    正直、今まで息子の将来が心配で
    不安でいっぱいだったんですが、なにか明るい未来が見えてきた様な気がして、親の気持ちとしては、少し楽になりました。
    のんちゃんが、自分のお耳のことをお友達に分かってもらうために、みんなにきちんとお話され「未来シアター」を見せた件は、驚きました。
    しっかりした立派なお嬢さんだなと感心しました。

    四ッ柳先生と、のんちゃんのリアルな会話のやり取りは
    まるで、息子と私たちもその場に居たかのような気持ちになって読んでしまいました。
    全てを、想像の中で
    8年後の息子とかぶらせ何度も何度もお手紙を読み返してしまいました。
    そして8年後、四ッ柳先生に素敵な耳を作って頂き、そしてかけがえのない仲間ができるなんて
    最高に幸せな未来が息子に待っているんだと思えるようになりました。
    只今、息子はアンパンマンに夢中な年頃で
    手術する、しないの判断ができるレベルではありません。
    時期が来たらこのお手紙のことを伝えようと思います。
    四ッ柳先生、のんちゃんママさん、そしてのんちゃんありがとうごさいました。
    私たち家族の心の支えになりました。
    立派なお嬢さんで、これからの成長が楽しみですね。
    素敵なお耳と共に、これからますます幸せになられます様、心から願っております。
    そして、四ッ柳先生これから夏シリーズますますお忙しくなられると思いますが、どうぞお身体ご自愛ください。
    8年後まで、現役バリバリでよろしくお願い致します。しゅんき

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    1. しゅんきママさん、とっても温かい投稿読ませて頂き、少しでも、お役に立てたようで、とても嬉しく思います‼まだ、お子さんが小さいと、成長に伴う漠然とした様々な不安があるかと思います。けれども、大丈夫ですよ。悩んでいた耳の面影がない程、立派な耳を四ッ柳先生がプレゼントして下さいますよ~。
      娘は、1回目の手術受けた(まだ立ち上がってなくても、全く違和感がない程の耳)後に、髪を結い丸見えでも全く気にせず過ごしていました。自信が持てた証拠なのだと思いました。自分の事をちゃんと分かってもらう事は大切だけど、さらけ出すには勇気が必要ですよね。四ッ柳先生や仲間との出会いが、娘を強く成長させてくれたから出来たのだと思います。だから、クラスの子に話せたのだと…クラスの子は、小耳症の事をちゃんと理解してくれて、聞こえない右耳の方から話しかける事を気遣ってくれ、その他は普通に接してくれる様です。
      しゅんきママさんも、頑張って下さいね!
      しゅんき君の手術までの8年は、その可愛いお耳ちゃんと過ごす大切な時間でもありますよ。しゅんき君も、娘と同じように四ッ柳先生との出会いで成長し、全国の仲間に出会い、かけがいのない友達ができ、素敵なお耳が出来ることを願ってやみません。素敵な投稿ありがとうがざいました!

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    2. 投稿有難うございます。手術をする選択もしない選択もありだと思いますが、耳ができることで、自分に自信を持ち、一回り心が大きく、そして前向き、積極的になっているように思います。一方治療をする我々としては、治療を終えて巣立っていく姿が頼もしくもあり、寂しくも感じる今日この頃です。とりあえず、まだまだ当分バリバリで行きますのでヨロシク!

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