2022年9月16日金曜日

耳っ子たちの成長1

生まれたての小耳症のお子さんをお持ちのご家族は、自分の子が将来ちゃんとやっていけるんだろうかと不安も多いと思いますが、皆さん立派に社会人になり、またはこれからなろうとしています。それぞれが成長して頑張っている姿を見ると、安心してくれるかなと思い、これから羽ばたく耳っ子たちを、本人のご了解を得て少し紹介しようと思います。大学生卒業位を目安に、私のところの受診も一旦卒業ということにしてますが、きっと今後色々な方面で活躍してくれることでしょう。 今日は第一弾として、現在岐阜の方で、現在大学3年生の男性です。入院時の幼かった印象は全くなくなり、精悍なお兄さんになっていましたが、昔のままの素直で真っすぐな印象は変わりませんでしたね。先日の受診で、晴れて受診卒業となりましたが、今後付く仕事について、小耳症としての経験から、イアホン関係の仕事を考えているけど、どう思いますか?と質問を受けました。確かに今イアホン、補聴器等耳に装着する機器が発達しているので、非常に面白い路線だとは思うけど、イアホンに限定してしまうと職種が限られてしまうから、音、音響、という位まで幅を広げてみたらどう?とまあそんなアドバイスにもならない程度のことしか言えませんでしたが、なんかそういうやりとりをするようになったんだなあ、と感慨も。お母さんも本人がそういうことを考えていることは初耳だったらしく、びっくりしていましたが、立派に成長しましたね!社会人になったらそれはそれでまた色々大変なことが待ち構えていると思いますが、きっとしっかり自分の道を進んでくれることでしょう。

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