2017年10月2日月曜日

中国の旅 初日


先月のことになってしまいますが、中国行って来ました。これは第2回国際耳介再建外科学会という学会で、学会になる前の研究会のころから数えるとすでに6回くらいやっているはず。3年に1回程度の開催で、私は初回のドイツ、その後のスコットランド、フランスでやったときには参加して発表しています。この学会は世界の耳フェチの集まりと言っても過言ではなく、ひたすら耳の再建の発表オンパレードの凄い学会です。しかもみな非常に熱心に参加してやたら熱い学会です。この学会は自分の成果を報告する機会でもあり、世界の耳の現状を体感できる場でもあるので、私としては出ないわけにはいかないのですよ。残念ながらいつも日本からは永田先生と私しか参加がないんですけどね。


ただ今回は場所が中国ということで、あまり乗り気にならず、まずはうちの先生たちもお誘いしました。しかし中国と聞いて、誰一人一緒に行ってくれる人がいない(頭に来たので今後他にいいところで学会やっても誘わないぜ)!それで苦肉の策として他大学の先生に声をかけたところ、うちに昨年2か月滞在して勉強していった香川大の先生と、やはり昨年手術見学に来てくれた岡山大の先生2名が参加してくれることになって、少なくとも完全一人旅にはならずに済みました。彼らはこういう学会があること自体知らなかったそうです。かなりマイナーな知名度の学会ではあると思いますが、世界の耳業界の著名人は殆ど参加しているのですよ!


  中国に関しては事前の学習は殆どなしで乗り込んだのですが(通常は地球の歩き方とか結構読んで準備するのですが、どうも中国となると、あまり読む気がしなくて・・・)、空港を降りてから帰国の途に就くまでの滞在中、すべてが苦難の連続でした。


         岡山の先生はホテルも往復の日程も別だったのですが、香川の濱本先生は私とホテルを合わせてくれました。濱本先生の方が先にホテルに着いているはずなので、北京の空港に着いて(飛行機で4時間もかからないのであっという間ですよね。時差も1時間のお手軽な距離ではあります)、メールをしたところ、地下鉄での移動を教えてくれました。私は全く移動手段を勉強していなかったので、全部タクシーにするつもりだったのですが(中国はタクシーは安いのです)、メールで地下鉄を勧められて、ついつい地下鉄での移動に変えたところ、切符を買うにも乗り場を探すにも、乗り換えるにも、市内に着いてからホテルを見つけるまでもやたら苦労して、タクシーの3倍以上時間がかかり、夜の10時半にようやくホテルに到着。しかもホテルの近辺に飲食店はなく、北京にはコンビニは殆どないので、買い物すらできません。その時間にさらに移動して食べに行く時間も元気もなく、私が念のために日本から買っていったパンと、濱本先生がやはり念のために買ったというクロワッサンとビールを持ち寄って、部屋飲みして終了しました。

ホテルの朝食バイキング
こんな感じだと日本人でも大丈夫ですよね!

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