2020年4月2日木曜日

コロナその後 & いただいたマスク


その1 コロナその後

 

北海道は最近は持ちこたえている状況ですが、東京を中心に急速に感染者が増加している状況で、みなさん戦々恐々としていることと思います。現時点では、こちらの病院の状況としては、前回お伝えしてからと変わらずです。本来面会は禁止の状況ですが、未成年ということで、病院には大目に見ていただき、ご家族の皆様には、術前術後の必要最小限での面会、および、傷の状態の説明のため処置の時間に合わせて、お越しいただくということで何とかやっております。

先月は緊急以外の手術は制限するように病院から指示が出た時期もありましたが、耳の患者に関しては、遠方から準備して来ているということで、これにも目を瞑っていただき、手術自体はキャンセルとすることなく続けております。

今後に関しては、この夏の耳の手術希望患者を5月連休明けから10月初旬まで決めてご連絡をしましたが、コロナが収束する状況が早々に来るとはとても思えません。悪化していく可能性も高く、その場合、いつ何時病院としての機能が麻痺するかもしれず、場合によっては当分手術できないという事態が起こりえることも覚悟いただいたほうがいいかもしれません。

また、もし一人でも院内に陽性患者が出ると、直ちに病院全体の業務がストップします。外来受診の方、入院の方いずれにおいても、少しでも感染者に接触した可能性がある、熱がある、など疑わしい状況がありましたら、手術に関しては、どこかに振り替えますので、絶対にお越しにならないようにお願いします。
入院に関し、PCR検査を行うなども今後検討していく予定です。

 

その2 小耳症用マスク

 

先週弘前大学に外来をやりに行ったときのことなのですが、私が外来に行く前に、たくさんの小耳症用の手作りマスクを外来に置いて行ってくれた方がいました。残念ながら私は直接お会いできず、またカルテに記載されていた連絡先に電話してみましたが、もう変更されていたようで繋がりませんでした。ここを見る機会があることを期待して、この場でお礼申し上げます。かわいらしいマスクを60個。作るのも大変だったことと思います。同封されていたお手紙では、震災時に福島に住んでいたそうで、お子さんが小耳症でマスクができなかったので、母親もマスクをつける気にならず、親子でマスクなしのところを見たどなたかに、SNSで、マスクをつけていないバカ親子を見た、と書かれたそうです。今回のコロナ騒ぎでマスクを付けられないお子さんが同じような思いをされないように、と届けてくれたようです。数に限りがありますので、みなさんにというわけにもいかないのですが、これから外来受診をされるお子さんに、大事に配らせていただきたいと思います。



色々な模様の可愛いマスクです。ゴムの付け方が通常と違って上下になっています。ご参考までに写真をつけておきます。髪が多いとつけている様子がわからないので、頭を丸めているうちの大沼先生にモデルになっていただきました。
 

 

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