2023年12月29日金曜日

改めてインフルエンザにご注意を!&今年もお世話になりました

 先日インフルエンザのことをここに書いたばかりですが、また1人インフルエンザで手術延期になった子が出てしまいました。やむを得ないところがあるのは重々承知していますが、やはり手術前は相当に気を遣って対応ください。一旦延期になると次の枠は何か月も先になりますので。

それと、もう一点ご家族にも注意をお願いしたい事項があります。

中央病院の方で起こったことですが、一人の子が手術から1週間も経ってから突然のインフルエンザ発症!当然病院ではインフルエンザ等にはかなり気を配っていますし、他に入院の人でインフルエンザの方もいないので、どこからもらったかというと・・・お見舞いのお父さんからでした。面会時間等何度も看護師サイドから注意があったそうなのですが、あまり守ってくれず。結局プチ手術は延期で入院も1週間以上長引くことになりました。お子さんの近くにいたい、面倒を見たい、という気持ちは勿論わかりますが、それがマイナスになることもある、ということも認識いただかないといけません。病院側はこういう事態を懸念して面会時間等決めているということをご理解ください。大学でも病室入室の制限を無視して出入りする(または、病院の別の場所で一緒にいたりする)ご両親がいるのですが、万が一同様の事態があると、自分の子供だけでなく他のお子さん、または同病棟の高齢の患者等にも大きな被害をもたらす可能性がある、ということを考えて行動ください。症状がなくとも感染源となっている可能性もあるのですから。コロナもまた増えて来てますよ。 

さて、病院は昨日が仕事納めの日となりました。と言っても今日以降も手術と外来がないだけで、日常業務は続きますが・・・。今年は大学と中央病院を合わせ、小耳症手術199(小手術等合わせると298)!病院改築に伴い減らされているベッド数の中で、良くこれだけクリアできたなと思います。

連日の4時間程度かかる軟骨移植と、2時間半くらいの耳介挙上術、通常の外来、水曜午後に1時間程度かけて行う新患診察が今年は174人、入院調整、日々の処置、学生講義、学会発表や講演、論文や教科書執筆、学会の委員会や教授職の仕事、人工耳介の研究・・・時間がいくらあっても足りません。本年も何とか職務を全うでき、ほっとしていますが、さすがにちょっとグロッキーになってます。まあこの頑丈な体を生んでくれた両親に感謝しないと、ですね。不備不満等も多々あったことと思いますが、精一杯やっておりますので、ご理解のほどお願いします。

では良いお年を!

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