2017年8月1日火曜日

天下分け目


 忙しい日々が続いております。いつになったら仕事少しペースダウンできるんだろうか・・・外来地獄も先週1回やっとクリアしたばかりだし。札幌は7月の前半は連日30度越えで夜もムシムシだったので、遠方からお越しの方たちは、せっかく涼しいと期待してきたのに~・・・という意見が多かったのですが、後半になったら晴れても30度を超えることはなく、夜はひんやりして寒いくらいです。夏真っ盛りのこの時期なのに、すでに秋の雰囲気です。そしてあっという間に7月も終わっちゃいますね。


 先日学会で岐阜に行って来ました。今まで名古屋での学会は多数ありましたが、岐阜は初上陸です。これまで何人も岐阜から入院された方がいらっしゃるのですが、岐阜自体のイメージって薄いですよね。せいぜい鵜飼い位しか浮かばず。いつもあれ、出身は名古屋だっけ?と言って、岐阜です!と言い返されて、そう言われてもそんなに違わないよな・・・的な感覚で聞いてましたが、名古屋からは結構距離あるんですね。でも歴史的には非常に魅力的な場所で、斎藤道三が居城していたし、信長にも当然縁が深い地なんですよね。そういう思い入れを持っている人にはかなり魅力的なところかもしれません。実際岐阜市内は派手さはなかったですが、古い建物が街中の随所に残っていて、現代と過去が融合していて私好みのいい街でしたよ。人口も40万くらいと結構大きい都市なんですよ。残念だったのは、鮎押し一辺倒で、他に名物があんまりなかったことかな。


 岐阜に行くことになって、どうしても行きたいところがあって、頑張って早起きして行って来ました。そう、関ケ原です。誰もが知っている関ケ原。でもあまり見どころがなく、行くとがっかりするというもっぱらの評判なので、これまでなかなか関ケ原だけのためにあちら方面に足を延ばすということはなかったのですが、せっかく岐阜まで行ったなら、ついでに寄れる距離なわけです。岐阜駅から30分もかからず行けますから。で、ついに行って来ました!降り立った関ケ原駅は小さく、辺りにそれなりの施設もなく、降りたはいいけどこのあとどうしよう、と思いましたが、線路を渡って歩いていくと、ぽつんぽつんと徳川家康が首実検した場所や、石田三成が陣を張った場所などがありました。基本的にはその陣も田園の真ん中にある丘、というだけで、やはり特に旗が立っているくらいで他に何があるというわけでもないのですが、かつてそこに石田三成や大谷刑部達が立っていたと思うだけでわくわくするではありませんか。確かに田園を取り囲むように子高い丘や山があり、合戦のための平地があり、お互いに陣を張ったり戦況をみるに相応しいとは思いましたが、どうしてここが天下分け目の舞台として選ばれたのか、私にはよくわかりませんでした。でもいいんです。あまり観光地化されていない今のあまりにのどかな風景こそいにしえを忍ぶにふさわしいのです。やはり戦国時代はロマンですね~!

向かって右手前が決戦地、左奥が石田三成陣地
家康が首実検したのちに埋葬した地

 そうそう、関ケ原に向かうJRの中で見かけた広告。こんな雑誌あったんだ~・・・知ってました?しかも週刊ですよ。どんだけ害虫情報多いんだ!

凄い広告ですよね。見ただけで体が痒くなります


 

 


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