2017年5月11日木曜日

ホテルの訳あり部屋って・・・



GWも終わり、皆さんもあっという間に平常運転に戻ったことかと思います。北海道の桜はGWに重なったので花見をした方も多かったのでは?弘前には5月に入ってから行ったのですが、すでに4月中に満開を過ぎてしまっていたので、今年は花見はできないな~と思っていたところ、城周りの枝垂桜はまだ綺麗に咲いていたので、ちょっとだけ花見気分が味わえたのが救いでした。ここは通常有料なのですが、早起きして行けばただで入れるのですよ!
弘前城と枝垂桜
弘前城と岩木山
石垣の修復のため弘前城が移動したので、今だけこんなコラボ写真が取れます
岩木山遠景
春ののどかさは格別です
話変わって、最近ぎょっとしたこと。私は大体出張のホテルの予約は、ネットの楽天トラベルで取るのですが、目にした宣伝文句が、訳あり部屋を格安料金で!というフレーズ。訳ありって・・・安いのは魅力ですけど、それってもしかして・・・出る部屋ですか??ってかなりびびりましたよ。でもよく読んでみたら、なんてことはない、窓から景色がよく見えないとかそういう理由だったんですね。かなり安心しました。野菜とかお菓子で訳ありって使うのはいいですが、部屋の訳ありって言われたら普通引きますよね~!
 
 さて今週もお耳ちゃんの手術がありました。特に調整しているわけではないのですが、なぜか重なる時は重なるもので、今お耳ちゃんのうち3人が九州勢で、しかも宮崎組が2人という珍しい状況です。一人は小耳症ではなく、他院でやった埋没耳の修正にお越しになった子もいます。変形が強かったので、初診時には一応肋軟骨移植もありうるかも、と話をしており、肋軟骨採取も前提としての入院だったのですが、入院後もう一度じっくり見たうえで、肋軟骨移植をしなくともいけると判断しました。それで喜ぶかと思ったら、本人はなぜか肋軟骨移植を強く希望!よく聞いたらその理由は長く入院できることと、クラスのメンバーに胸から軟骨を取ると説明をしてしまったからということのようです。手術をするかしないか、またはどういう手術をするか、子供たちの考えって、私が思うポイントとは結構違うことがあるもので。今はお耳ちゃんの人数が少ないので、逆に男女集まって仲良く遊んでいて、病棟もほのぼの感がありますよ。本格的に人数が増えてくるのは今月の末くらいからかな。ぼちぼちみっちりお耳ちゃん生活が始まります。


2017年4月30日日曜日

夏シリーズ組み終わりました


5/18を皮切りに9/19まで59人の予定が全部決まりました。これ、組み終わった時点で力尽きた感じです。この一覧表を各部署に配ってすでに夏シリーズが終わったような気分・・・いやいやこれから始まるんですな!実はシリーズというのもかなり有名無実化しつつあるのが本音で、4月も4人のお耳ちゃんがいて、来月は5/9にも入っているので、ほぼお耳ちゃが切れない状態が続いているのですが。この5/9の子は本当は3月にやる予定だったのですが、入院日にインフルエンザで発熱してそのまま退院になっちゃったんですよね~わざわざ宮崎から来て可哀想だったんですが。

皆さんはGWで楽しんでいらっしゃいますか?私はもちろんお仕事ですよ。こういう時しかその他のお仕事片付けられる時間がないので。
日本海・・・北海道は5月の初めはまだ早春の風景です

それはさておき、今日は医学の今後のレベル低下を憂える現状についてちょっとお話しします。

医学の発達は医師のレベルを低下させます。その最たる例が内視鏡治療です。内視鏡により開腹をせずに腫瘍の摘出をできる低侵襲の治療が普及してきました。これにより、患者にとって体の負担も入院期間の負担も大きく軽減できるようになりました。外科医も内視鏡なしには語れない時代になりました。これまで開腹に対する多数の経験を持ち、体と脳に3-Dの身体構造を叩きこんだ医師がこの手技をマスターすれば、これは大きな武器になります。また、開腹を多数経験していれば、内視鏡か?開腹か?という判断が的確に行われるだけでなく、いざというトラブルが起こった時、躊躇なく開腹に踏み切ることができます。しかし、これから医師免許を持つ医師は、内視鏡の技術がメインとなり、開腹手術の経験が減ります。臓器の構造を知識で知っていても、修羅場を潜り抜けていない医師が、実際に臓器を取り扱う機会が少ないわけで、いざという時どれだけ的確に対処できるものかははなはだ疑問です。手術のできない外科医が増えてくるって恐ろしくないですか?だからと言って内視鏡で治療できるものに、是非私は開腹してくださいなどという方がそうそういるわけもなく・・・

 


そして、今の医療指針は、ある程度の医師が一定以上の治療を行えるようになるための教育です。平均点を出せる医者を作ることが目標で、決して突出した医師を育てるものではありません。形成外科も基本診療科の一つになりました。それはそれで多数の施設に形成外科ができ、また形成外科にいけばこういう治療もできる!という啓蒙の効果が大きいことはありがたいことです。しかし、本来形成外科は、その場で判断し、工夫して再建する技術を持った職人のような職種でもあり、ただ医師免許を持っているからといって気軽になれる分野でもないのです。しかし、基本診療科になったことで、専門医のハードルも下げざるを得ないとうのが実情で、形成外科にとっては致命的な問題となりえます。これは耳の治療を考えると納得できますよね。現時点でもまともな耳を作れる医師はごく一部に限られる現状で、一定以上っていったいどこのレベルなのでしょうか?マスクとメガネがかけられるでっぱりを作れるレベルの事でしょうか?

 


それでなくとも少子化により先天性の疾患は数が減っています。それをなんの制約もなくそれぞれ受け入れた施設で治療するシステムは医療のレベル低下を来すのみです。年にせいぜい2,3人の手術をしたところで、その技術が上がろうはずもなく、多数やっている施設とのレベルの差は開いていくばかりです。これを解消するには、より専門性の高い施設に集約していくことが一つの解決策です。がんセンターと同じ発想ですよね。北海道、東北、関東・・・に一つずつ例えば口唇裂口蓋裂治療センター、または耳介再建センター、なんてのが設定されれば、患者が集約されて、よりレベルの高い治療が行われるようになります。

ただ、実際に耳介再建センターとして、現実にどれだけの医師がずっと確保できるものかは何とも言えないでしょうね。耳しか作れない形成外科医が他の施設で使い物になるのかは微妙ですからね。私だってやけどや腫瘍なども含めて形成外科全般をやった上で最終的に耳に特化してきたわけですから。医師教育、診療レベル、患者の利益、これらを全て網羅できる良い方法はなかなか見つからないのが悩ましいところです。

先週函館に行ったとき。残念ながら開花宣言がやっと出たところで桜はほとんど見られず・・・

2017年4月17日月曜日

春の学会 in 大阪







毎年春に行われている日本形成外科学会総会が、先週大阪大学主幹で大阪で行われました。現在形成外科関連でも数多くの学会・・・例えば顎顔面外科学会、熱傷学会、創傷外科学会、手術手技学会、などなど多数の全国規模の学会があるのですが、その中でも最も大きいのがこの学会です。形成外科創立60周年を記念して、なかなかお金のかかった豪華な学会でした。大阪色を強く出した個性的な学会となり、会員懇親会には吉本新喜劇も来てましたし、文化講演と題して桂文珍師匠も来てましたよ。学会はなかなか普段お会いできない先生たちとも情報交換できる良い機会にもなり、色々な先生たちとお話できました。ただ、学会と言えば重鎮の先生たちがたくさんいて、私なんぞ下っ端の若造と思ってきましたが、ふと気づくと私も十分年配の一人と化しているような・・・もちろん重鎮とは程遠いですが。
 
中の島の学会場付近の橋から見た夕暮れ時の風景
今回会場が中の島の国際会議場だったので、淀屋橋駅近くの宿にしたのですが、行ってみたら官庁街で、周囲は居酒屋も少なく、ちょっと選択ミスでした。いつもは学会前に散策をするのをささやかな楽しみにしているのですが、そこからだとあまり行くところもなく、大阪城と、真田幸村の作った出城の真田丸があったとされる三光神社に行って、大阪城までの抜け穴?とされるところを見てきたくらいです。
 
三光神社の真田の抜け穴とされるところ
さて、この学会では私の施設からは、耳の演題を4題、その他シンポジウムと眼瞼の演題を発表してきました。発表演題、多く出しても準備が大変なだけなので、いつもはせいぜい耳のセッションには2題位出すだけなのですが、最近耳の演題が減って来たので少し勢いをつけようかと頑張って4題出したところ・・・これが結構衝撃的で、耳のセッションは一つで演題は6題のみ!つまり他の施設からは2題しか出なかったという現実!これはかなりまずいですよ。そろそろ本気で耳再建の復興に取り掛からねば・・・
大阪城・・・実は鉄筋でできているっていうのがちょっと寂しいです。
できることなら秀吉が建てたお城が見たいですね~
 
学会も終わって、これから大至急夏シリーズの方たちに日程のご連絡をしないといけません。5,6月手術を組む方にはすでに学会前に慌ててご連絡をしたのですが、これから7~9月に手術を予定する方たちに随時メールが行きますので。人数が多いので、少々全員にご連絡が行くのに時間が必要かもしれませんが、そろそろメールに注意していてくださいね。連絡が行ったら必ず早急に返事ください。連絡が付いたかどうかはっきりしないとそこから進まなくなってしまいますので。





2017年3月23日木曜日

送別会シーズン



 当科でも春から出ていく人、戻ってくる人、新しく来る人・・・色々な方の異動の時期となりました。この1年近畿大学から応援に来ていただいていた先生もこの春に戻るので、先日送別会をやりました。
 教室からは、各シーズンに札幌クラシックビールが定期的に発送されるというサービスがあると知っていた先生から提案があり、それはいつまでも北海道を忘れないでいただけるので、趣旨として非常にgoodだろうとのことで、その目録を贈呈。
 私からは個人的にこれからも兄弟分として仲良くやりましょうという気持ちで、写真のシャーボを送らせていただきました。
 今時当日中にこうやってネームを入れてくれるのですが、ネームの受付嬢に、ネーム入れお願いしますとにこやかにお願いしたところ、はい、なんとお入れしましょうか!と元気に返事が返ってきました。しかし、私が読み上げた“形成会 四ッ柳組“という言葉を聞いた途端、急に無表情になり、はい、わかりました、と淡々とネームを打ち始めたので、う~ん、これは誤解されたかも、と思い、あの~、この組実在しませんので~・・・と一応お伝えしたところ、あっ、そうですか~とまた愛想が良くなっていただけました。



 今年処置の時にいつも手伝ってくれていた大沼先生も1年間函館の病院に修行に出てきます。今年なついた子供たちは、彼の姿が見れずにちょっと寂しいかもしれませんが、来春にはまた大学に戻ってくると思いますので。
 ちなみに先日北海道新聞で電気あんかの危険性についての啓蒙の記事が掲載され、彼の顔写真も載りました。というのも電気あんかの爆発でやけどを受傷した方の主治医だったので。その患者さんが当院の救急救命センターに搬送され、大沼先生に呼び出しの連絡があったわけですが、その時のセンターの担当医師からの電話。
 あの~、電気あんまでやけどを受傷した方がいるので来てください!とのこと。電気あんまと言えば、いわゆる小中学生の時に男子限定で流行った、あの危険なやつですよね・・・。それを聞いて混乱した大沼先生、え、電気あんまでやけどですか?と聞き返したところ、はい、電気あんまです、と返事が来たので、これは直接診に行った方が早いと思い、診察に行ったところ、電気あんかだった、というわけでした。
 センターの先生の頭の中ではもう電気あんましかインプットされてなかったのでしょうね。しかし、電気あんまでやけどするって、どれだけ激しいやつなんだと、考えただけでびびります。







2017年3月2日木曜日

近況方々


ようやく厳しい寒さも緩み始めてきた感じがします。札幌でも日中は0度を超えるようになってきましたよ。と言っても相変わらず夜には道路が凍結してスケートリンクと化していますし、週末にはまた寒さが厳しくなるようですけどね。すでに春シリーズが始まっていますが、今のところあまりぎゅうぎゅうではありません。来週から本格化して来る感じですね。

 

しかし、ちょっと困った問題がおきまして、退院も近くなり、外出外泊がOKになった方・・・恐らく外でもらったと思われるインフルエンザで熱発!幸いもうすぐ退院予定でもあったので、即日退院していただきました。私の方でも長い入院生活に対して、ご褒美的に、ある程度傷が落ち着いたら外出OKを出してきたわけですが、もしインフルエンザを病室に持ち込むと、入院の方たち全員が大変な被害を受けてしまうことになりかねません。タミフル予防投与等の対応も、接触の多かった方にはしていただかないといけなくなります。せっかく体調に気を付けてやっと入院!という方に、もし移って手術延期になったりしたらもう目も当てられませんし、病棟にはご高齢の患者もいらっしゃるので、命の危険につながる可能性もあります。同日、たまたま耳の疾患ではないものの、別の病棟に入院していた私の患者のお母さんがインフルエンザで、手術後の患者に移ってしまった方もいて、どちらの病棟もてんてこ舞いでした。

こういう問題はインフルエンザに限った話ではなく、少し前にもノロウイルス騒ぎがあったりして、とにかく病気の持ち込みは当事者にとっても他の入院の方にとっても大きな痛手になってしまいます。付き添いのお母さんたちで、ちょっと体調が思わしくない、とか、ちょっと風邪気味、とかがあれば、どうぞ来院に関しては必要以上に慎重になっていただければと思います。また、この時期は入院中の外出外泊はできるだけ避けていただき、場合によっては退院後2,3日札幌に滞在し、外来または病棟処置の時間に傷の確認に来るなどの対応をお願いできればと思います。

 

そして、今年の夏の入院はすごい人数になってしまうので、今から日程を頭の中で調整し始めております。予定している皆様にご連絡するのはもう少し先のことになりますが、今のうちに重ねてお伝えしておきますと、皆様に連絡を一旦始めると、あっという間に予定が決まってしまい、ほぼ変更が困難な状況になります。来年度の予定がはっきりしていない方もいらっしゃるでしょうが、もしどうしても行事等で避けてほしい日程がある方は早々にご連絡ください。もちろん休みにかけられる方の人数は限られていますし、希望にこたえられないことが多いかもしれませんが、夏前半から夏後半に移動するなど、可能なこともありますので。すでにご連絡をいただいている方の希望は把握しているつもりですが、ご心配な方はダメ押しでメールをくださっても結構ですので。

 

写真は先日私の予備校の寮仲間で集まったときの一枚。まあ35年ぶりの顔もあり、最初は頭の中で、このおっさん誰よ?と思ってしまいましたが、まあ懐かしい話で盛り上がりました。私は同窓会なるものには一切出ようと思ったことがないのですが、予備校の寮時代に関して今でも非常に懐かしく、呼ばれてついつい参加してしまいました。この時もメンバーは開業の歯科医2名、内科医1名、銀行から企業の出向中1名と計5人でした。中の1名は昔と全く変態度が変わっていなくて逆にびっくりでしたよ。



2017年2月1日水曜日

今週から春シリーズです






あれよあれよという間に2月になってしまいましたよ。そして先週で冬の耳シリーズが終わり、明日から春シリーズです・・・って、なんだそりゃって感じですよね。まだ冬シリーズの方が9人入院中ですけど。ちなみに夏シリーズは現時点で32人の軟骨移植と17人の耳介挙上の予約がすでにはいっていて、下手すると5月末から始めて9月一杯までという、いったい夏っていつだ?というシリーズになりそうです。まだまだこれから駆け込みが出てきますしね。でも嘆いていても始まらないので頑張りま~す。

 

さて、先日医学部1年生の学生に講義をしたのですが、それに対するリポートが提出され、採点をしました。とにかく誤字脱字変換間違いが多くて嘆かわしいことこの上ないです。それにしても、神経、金、骨格系って・・・金って急所かい!と思ってしまいますが、どう考えても“筋”ですよね~。形成外科のレポートなのに思い切り整形外科と書いてくるやつもいますし、このような地雷を踏んでしまうと当然内容の如何に関わらず大幅減点です。もちろんその程度で単位を落とすなんて大人げないことはしませんが。

 

うちの女医陣もなかなか負けてないですよ。先日飲んでいた時に、中高生の時期の話で盛り上がっていたわけですが、とある関連病院の女医が一言、その時期ってさかんなお年頃ですからね~としみじみと言ったのですが、さかんって、盛ん?ん?・・・もしかして、それって“多感”の間違いでは・・・一字違うとこれはかなり意味合いが違ってきますのでご注意を。さらに別の関連病院にいる女医・・・専門医試験に先日合格したのでおめでとうメールをしたところ、今度お礼参りに伺います、との返事が。ちょっと・・・お礼参りって包丁でも持って殴り込みに来るんかい!って感じですけど。念のため、今のメールってギャグ?と質問を送ったところ、それってどういうことでしょう?とまじめに返事が来たので、本人としては敬語的なニュアンスで使ったつもりだったのだろうと好意的に解釈することにしました。





たそがれの函館空港
妙に幻想的な雰囲気でした
正面に見えるのは函館山です

2017年1月4日水曜日

新春のご挨拶





沢山の年賀状有難うございました。お返事出せませんがご容赦ください。
写真に関してはコメント不要ですので・・・